カニの数え方を徹底解説 匹・杯・尾まで

カニの数え方は?匹・杯・尾と加工の単位

更新日:2025-12-25
執筆:kani-tu.com 編集部(市場取材と通販表示の実務経験に基づき解説します)

カニの数え方は場面で変わります。生きている個体は「」、食用・商品では「」や「」、加工後は「」「」「」などが使われます。本記事では「カニ 数え方」の迷いを解消できるよう、現場での実例と由来を整理し、最後にすぐ判別できる3ステップの手順を示します。

生きているカニは「匹」、商品は「杯/尾」――まず押さえる基本の違い

生きているカニが「匹」と数えられる理由

生きているカニを数えるときは一般的に「匹」を用います。生物を数える助数詞として広く受け入れられており、報道や業界記事でもその用法が確認できます(山陰中央新報https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/329090」参照)。

参考:山陰中央新報(https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/329090

食用や流通で「杯」「尾」と呼ばれる場面

食用として流通するカニは、一の「杯」がよく使われます。甲羅が「器=杯」に似ることが理由の通説として紹介されており、辞書・教養系メディアや水産事業者のコラムでも同旨が説明されています(JapanKnowledgehttps://japanknowledge.com/articles/kze/column_kaz_01.html」、https://matsubagani.jp/media/nakamura/5601/参照)。

参考:
JapanKnowledge(https://japanknowledge.com/articles/kze/column_kaz_01.html)
中村商店(https://matsubagani.jp/media/nakamura/5601/)

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市場や鮮魚店で見る表記例:なぜ『杯』や『尾』になるのか

卸売・水揚げでの『尾』表記とは何か

水揚げや卸売の伝票・セリの現場では、1個体を「1尾(いちび/いちお)」と数える表記が見られます。魚類の慣習に由来する「尾」という単位がカニにも適用されるケースで、出荷伝票や集計上の単位として便宜的に使われるためです。編集部が漁港や市場を取材した範囲でも「尾」表記は珍しくありません。生体を扱う段階では「匹」も通用しますが、計数・在庫管理の都合で「尾」を採用する売り手もある、という理解が現場的です。

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鮮魚店や通販での『杯』表記の使われ方

店頭のプライスカードや通販の商品名では「ズワイガニ姿 1杯」「タラバガニ姿 2杯」のように「杯」が主流です。特に姿(丸ごと)での販売では「杯」が自然で、地域によっては松葉がにを「枚」と呼ぶ慣行も残ります(松葉がにの現場呼称として「枚」を紹介する中村商店の解説が参考になります)。

参考:中村商店(https://matsubagani.jp/media/nakamura/5601/

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加工品の単位を理解する:一肩・本・枚の見分け方と使いどころ

『一肩』はどの部分を指すか

姿から甲羅やエラを外し、胴体を左右に割った半身を「一肩(ひとかた)」と呼ぶのが一般的です。肩肉=付け根側の塊を単位にするため、半分で「一肩」、左右で「二肩」という数え方になります(かすみかどやの解説に同旨)。

脚や爪は『本』、甲羅や板状のものは『枚』と数える理由

– 脚・爪:棒状の形状から「本」で数えるのが通例です(例:ズワイ脚 5本、爪 2本)。
– 甲羅・板状の加工:平たいものを数える助数詞として「枚」を用います。甲羅盛りや甲羅焼き用の皿状パーツは「枚」のほうが実態に即しています。
これらは加工後の形状に即した助数詞の選択であり、業務用・家庭用どちらでも混乱が少ない数え方です(かすみかどやhttps://www.kasumi-kadoya.co.jp/blog/33260)。

参考:kasumi-kadoya(https://www.kasumi-kadoya.co.jp/blog/33260)

なぜ『杯』と数えるのか?甲羅が器に似ているという説と背景

甲羅の形が器に似ている説の説明

「杯」は器を表す語で、カニの甲羅が椀・杯の形に似ることから転用されたというのが通説です。甲羅を器として用いた民具・食文化の歴史とも相性が良く、姿ガニを「一杯」と呼ぶ慣習が広まりました(JapanKnowledgeの解説参照)。

参考:JapanKnowledge(https://japanknowledge.com/articles/kze/column_kaz_01.html)

言語的・歴史的に見た助数詞の由来

助数詞は対象の形・性質・用途から比喩的に広がるのが一般的です。「杯」は器形から、「本」は棒状の形から、「枚」は平板状の形からの拡張です。地域や業界での固定化が進むほど、その場の標準が優先されるため、実売の現場では表示ルールに合わせるのが安全と言えるでしょう(公的統計の対象外のテーマのため、辞典・業界資料の参照が中心です)。

参考:JapanKnowledge(https://japanknowledge.com/articles/kze/column_kaz_01.html)

イカ・タコも『杯』で数えるの?共通点と現場での使い分け

イカ・タコが『杯』で数えられる背景

イカやタコも食用・商品文脈では「杯」で数えられることがあります。器形の比喩という点でカニと同系統の拡張で、教養系メディアでもこの用法が紹介されています(JapanKnowledge参照)。

釣り人・料理人・消費者がどう使い分けるか

– 釣り・漁:生体は「匹」。
– 市場・飲食:丸ごと商品は「杯」、在庫・伝票では「尾」も。
– 家庭・通販:姿は「杯」、部位は「肩」「本」「枚」。対象が生きているか、姿か、加工部位かで選ぶと迷いにくいでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. カニはなぜ1杯2杯と数えるのですか?

A. 甲羅が杯(器)に似る比喩から広がった通説があり、姿ガニの商品文脈で定着しています(JapanKnowledge参照)。

Q2. 生きているカニと死んだカニの数え方は違う?

A. 生体は「匹」が基本です。食用の商品としては「杯」や、市場・伝票では「尾」を使うことがあります(山陰中央新報ほか)。

Q3. カニの脚はどうやって数える?

A. 棒状の部位のため「本」で数えます。爪も同様に「本」が通例です(かすみかどや参照)。

Q4. カニの数え方は地域で違う?

A. はい。例えば松葉がにの現場では「枚」と呼ぶ慣行が紹介されています(かすみかどや参照)。店頭表示に合わせるのが安全です。

Q5. イカやタコはカニと同じ数え方?

A. 食用の商品文脈では「杯」を使う例がありますが、生体は「匹」、部位は「本」「枚」など対象に応じて使い分けます。

場面別・実例で覚える:どの状況で『匹』『杯』『尾』『肩』『本』を使うか(3ステップ)

ステップ1:生きているかどうかを確認する(生きている→匹)

生きている個体はまず「匹」。水槽・活けでの販売も「匹」で通ります。

ステップ2:店頭・市場で表示を確認する(表示に合わせる/杯・尾)

– 姿の商品名や値札が「杯」ならそれに従います。
– 卸や伝票が「尾」なら、やり取り上は「尾」を用いると齟齬がありません。

ステップ3:加工状態を確認する(半身→肩/脚→本/甲羅→枚)

– 半身=「一肩」。左右で二肩。
– 脚・爪=「本」、セットは「何本入」と表記。
– 甲羅・板状=「枚」。甲羅盛りや板ガニには「枚」が適しています。

まとめ

– 生きているカニは「匹」。生き物以外は姿なら「杯」、市場・伝票では「尾」も使われます。

– 加工品は形状基準で、半身は「肩」、脚・爪は「本」、甲羅・板状は「枚」が目安です。

– 地域や業者の慣習差があるため、店頭・伝票の表記に合わせるのが最も安全と言えるでしょう。迷ったら本記事の3ステップで確認すれば、通販の注文や店舗でのやり取りでも誤解を避けられます。

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参考

なぜイカやカニは「1杯」と数える? | 目からウロコ!数え方のナゾ – https://japanknowledge.com/articles/kze/column_kaz_01.html

カニの数え方は1匹?1杯?いいえ違います…水揚げ量日本一https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/329090

「1杯? 1枚!」松葉がにの数え方 | 株式会社中村商店 – https://matsubagani.jp/media/nakamura/5601/

なぜカニは1杯2杯と数えるのか?(イカやカニの数え方) | かすみかどや – https://www.kasumi-kadoya.co.jp/blog/33260

注:本テーマは言語慣用・業界慣行に関するもので、公的統計の対象外です。上記の辞典・業界資料・報道に基づき、現場の用例を整理しています。