カニの解禁はいつまで?2025年最新版
最終更新日:2025-12-29
寒くなると「カニの解禁はいつまで?」と気になりますよね。2025年の紅ズワイガニ・松葉ガニ(一般的なズワイガニ)・越前ガニなど主要ブランドの解禁日と、オス/メスの終了日を一目で確認できるよう、要点だけを整理しました。年や地域で差が出るため、公式ソースの確認方法と、初物を買い逃さないコツもあわせて解説します。
目次
2025年の各カニの解禁日まとめ(紅ズワイガニ・松葉ガニ・越前ガニ)
2025年の主な解禁日・漁期間の目安を、入手しやすい主要産地中心にまとめます。地域や年により微調整が入る前提でご覧ください(詳細は各県・漁協の発表に従ってください)。
紅ズワイガニ(主要産地別の解禁日)
– 日本海西部(鳥取・島根など)の紅ズワイガニは、例年9月1日に解禁し、翌年6月末まで操業、7〜8月は禁漁という運用が一般的です。鳥取・境港の目安としては「9月1日解禁、6月末まで操業(おおむね禁漁2カ月)」と案内されています(カニ専門店の解説による概況)[出典:マルツ(カニ専門店)https://marutsu.jp/blogs/news/kaikin2023]。
ポイント
紅ズワイは深海性で漁期が長めですが、船団や海域で細かな運用差があります。実際の入荷は海況に左右されるため、購入前に入荷見込みを販売店に確認すると安心です。
出典:マルツ(カニ専門店)
松葉ガニ・一般的なズワイガニの解禁日(主要市場)
– 日本海側の主要産地では、ズワイガニ(オス)の解禁は「11月6日」からという運用が広く採られています。鳥取県の公表では、2025年の解禁「11月6日」、オスは「翌年3月20日」まで、メスは「翌年1月10日」までと案内されています 鳥取県公式サイト(ズワイガニ漁解禁・初セリ情報)。
越前ガニ・加能ガニなど地域ブランドの開始日
– 越前ガニ(福井県ブランド)は2025年も「11月6日」解禁の案内が出ており、オスは2026年3月20日まで、メス(セイコガニ)は12月31日までが目安です 宝屋干物店のまとめ 。
– 加能ガニ(石川県ブランド)や松葉ガニ(京都・兵庫・鳥取などの呼称)も、例年は同日の「11月6日」に足並みがそろうケースが多いですが、終了日は県ごとに規定が異なるため、購入前に各県・漁協発表をご確認ください。

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カニはいつまで漁ができる?ズワイガニ・紅ズワイガニの終了日とオス/メスの違い
### ズワイガニ(松葉ガニ)の漁期終了:オスとメスの終了日
- オス(本ズワイ):多くの地域で3月20日前後まで。鳥取県は2026年3月20日までが目安と案内されています。
- メス(セイコ・香箱・親がに):卵持ち保護の観点から短期設定が一般的で、鳥取は1月10日まで、福井は12月31日までなど、県ごとに異なります。
同じ「ズワイガニ」でも、オスとメスで終了日が違う点が「いつまで?」の最大の注意点です。
### 红ズワイガニの漁期終了時期(地域差)
紅ズワイは山陰〜日本海沖で長期操業が可能な運用が多く、9/1解禁〜翌6月末までがおおまかな目安です。操業休止(禁漁)期間が夏場にまとめられる傾向があります。
### 産地ごとに終了日が異なる理由の概略
資源状況、成熟・産卵期の違い、海域の水深・海況、県ごとの管理方針や漁協ルールが異なるためです。隣県でもメスの終了日が違うことは珍しくありません。

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なぜカニに解禁・禁漁があるのか?資源保護と管理の仕組みを簡潔に解説
### 資源保護としての禁漁の目的(漁獲制限と再生産保護)
解禁・禁漁は、産卵期の保護、未成体の混獲抑制、個体群の再生産力維持のために設定されています。禁漁期やサイズ規制を組み合わせることで、翌年以降の安定的な漁獲・価格形成につながると考えられています。
### 県や漁協が定める地域ルールの例(解禁・禁漁の決定主体)
基本は各県の水産行政(漁業調整)、海域ごとの資源評価、漁協(JF)の取り決めで運用されます。同じズワイガニでも、県ごとにメスの終了日が違うのはこうした運用差によるものです。

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初競りのタイミングと市場流通・初物を買う方法(予約・通販のコツ)
### 初競りはいつ起きるか(解禁直後の市場スケジュール)
– ズワイガニは「11月6日解禁」当夜〜翌朝に水揚げされ、解禁直後の早朝に初競りが行われる港が多いです。鳥取県では2025年も解禁直後の初セリ情報が整理されています(初競りは11/7朝の扱いなど)[出典:鳥取県 公式サイト https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1407477.htm]。
### 初物を買う:漁港直送・仲買・通販の違いとおすすめの手順
- 入手難度とスピードの比較
- 漁港直売・競り参加系イベント:鮮度・臨場感は抜群ですが、数量が少なく価格が上がりやすいです。
- 仲買・専門店:等級選別や茹での仕上がりが安定し、相場に応じて最適なサイズが選べます。
- 通販(冷蔵・冷凍):初物の予約可。配送日指定や活け/浜茹でなどの選択肢が多く、遠方からでも手に入りやすいです。
– 予約〜購入のやり方
- 9月頃から、希望産地・サイズ(オス/メス)・用途(贈答/自宅)を決めておきます。
- 取扱量の多い専門通販や実店舗をリスト化し、解禁日の入荷予定・販売開始時刻を確認します。
- 初物は価格が高めのため、味わい重視なら「解禁後1〜2週間」も選択肢に入れ、天候で相場が荒れた日を避けると失敗が減ります。
- 活け/浜茹で/冷凍(生・ボイル)の違いを理解し、配送日と調理予定を合わせます。
### 解禁に合わせたイベント(カニまつり等)と参加・購入のヒント
– 11〜12月に各地で「カニまつり」「初競り見学」などの催しが行われます。開催可否・日程は年により変わるため、県観光サイトや漁協のSNSを直前に確認しましょう。現地購入は保冷バッグ・保冷剤を準備し、発送対応の有無も事前確認がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
紅ズワイガニの解禁日はいつまでですか?
→ 山陰沖などでは9/1解禁〜翌年6月末ごろまでが目安で、7〜8月は禁漁運用が一般的です(地域差あり)。
松葉ガニ(ズワイガニ・オス)の漁期間はいつまでですか?
→ 多くの県で翌年3/20ごろまで。鳥取は3/20、福井は同水準の目安が案内されています(メスは別期日)。
カニの解禁日は毎年同じですか?変更されますか?
→ 例年同日運用が多いものの、資源・海況・暦の都合で微調整される場合があります。最新の県・漁協発表を必ず確認しましょう。
産地ごとに解禁日が違うのはなぜ?
→ 資源評価や漁業調整の方針が県ごとに異なるためです。特にメスの終了日は差が出やすいです。
解禁直後にカニを買うコツは?
→ 事前予約、販売開始時刻の把握、入荷速報の受信(SNS・メルマガ)、相場が落ち着く「解禁後1〜2週間」を第二候補にする、が有効です。
筆者メモ(kani-tu.com編集部の所感)
– 初競り直後は到着日が荒天で変動しやすく、配送遅延も起きがちです。大切な会食は一日余裕を持って指定し、万一の代替案(冷凍在庫・別日程)を用意しておくと安心です。
解禁日の最新情報を確実に確認する方法(公式ソースと更新チェック)
– 公式確認先:県庁、漁協、漁業関連リリースの探し方
– 公式情報の更新タイミングは年によって異なるため、最新情報の更新日をチェックします。
– 通知・購読して見逃さないための実用的手段:SNS・メルマガを活用し、「ズワイガニ 解禁 県名」で Google アラートを設定すると、入荷・初値・相場の動きを取りこぼしにくくなります。
加能ガニ・越前ガニ・香箱ガニの違いと見分け方(名前と産地の関係)
### 加能ガニ・越前ガニ・松葉ガニは何が違うのか
いずれも基本的には同じ「ズワイガニ(Chionoecetes opilio)のオス」に対する地域ブランド名です。
– 松葉ガニ:主に鳥取・兵庫・京都など山陰〜丹後の呼称
– 越前ガニ:福井県のブランド名
– 加能ガニ:石川県のブランド名
### 香箱ガニ(メスの呼び名)と旬の見分け方
メスは地域で呼び名が異なり、福井は「セイコガニ」、石川は「香箱ガニ」、鳥取は「親がに」と呼ばれます。卵を持つ時期とかぶるため漁期は短く、出回る期間が限られるのが特徴です。
### ラベル・産地表示のチェックポイント
産地タグ(各県が付けるブランドタグ)や産地名表示、等級・サイズ表示を確認しましょう。タグ番号の照合ページを用意する県もあり、真贋確認や漁港・船名の特定に役立つことがあります。
### 解禁日の最新情報を確実に確認する方法(公式ソースと更新チェック)
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解禁シーズンの買い方・注意点(鮮度チェックと資源保護の配慮)
### 鮮度や産地表示の確認ポイント(買って後悔しないチェックリスト)
活け:脚の力強さ、反応、甲羅の張り。
浜茹で:みそ流出の有無、甲羅内の詰まり、茹で汁の香り。
冷凍:霜つき・再凍結痕の有無、グレーズ(氷膜)の状態。
表示:原産地、漁獲海域、加工地、オス/メスの別、サイズ・等級。
### 資源保護を意識した購入・消費のマナー
小型個体の乱獲や禁漁期の流通は資源に悪影響です。法令・ルール順守の販売店を選び、必要量を適正に購入する姿勢が、長く楽しむための最善策と言えるでしょう。
### 解禁直後に買う際の価格と品質の見極め
初物は相場が高くなりがちです。贈答用は「浜茹での火入れが安定した店」、自家消費は「サイズ一つ落とす」「訳ありの割れ脚を狙う」など、目的に合わせて最適解を選ぶのがおすすめです。
筆者メモ(kani-tu.com編集部の所感)
– 初競り直後は到着日が荒天で変動しやすく、配送遅延も起きがちです。大切な会食は一日余裕を持って指定し、万一の代替案(冷凍在庫・別日程)を用意しておくと安心です。
(注)本記事は上記の公的情報・専門店の公表内容を基に2025年の目安を整理しています。年・県・漁協の運用で期日が変わる場合がありますので、最新の公式発表を必ずご確認ください。
参考
- 2025年 11月 7日(2025年ズワイガニ漁解禁初セリ市場調査) – https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1407477.htm
- 紅ズワイガニの2025年の解禁日はいつから? – https://marutsu.jp/blogs/news/kaikin2023
- 解禁はいつからいつまで? 2025年越前がに11/6より解禁! – https://www.takaraya-himono.com/blog/zukan/7066








