家庭で簡単!基本のカニ酢の作り方
最終更新日: 2025-12-27
執筆: kani-tu.com編集部(カニ通販の試食・レシピ検証を日常的に実施)
目次
家庭で簡単に作れるカニ酢の魅力とこの記事で得られること
カニの甘みと旨味を引き立てる“カニ酢”は、家にある調味料で数分あれば作れます。カニ 酢 の 作り方を知っておくと、買ってきた茹でガニはもちろん、刺身や鍋まで一皿の満足度が見違えるでしょう。
カニ酢があるとこんな場面で便利
- ゆでズワイ・タラバをさっと食卓に出したいときの“もう一味”として
- 刺身(生食用のカニ)に、塩やポン酢とは違う繊細な酸味を添えたいとき
- カニしゃぶ・寄せ鍋の締めに、さっぱりした付けダレが欲しいとき
- 残ったカニ身で作る酢の物・和え物のベースに流用したいとき

この記事で習得できるレシピと応用例
- 計量スプーンで迷わない“基本比率”と作れる量の目安
- レンジで30秒以内の時短レシピ/小鍋で香りを引き出す本格レシピ
- 濃口しょうゆ・すし酢・生姜・わさび・かつお節での風味アレンジ
- 刺身・ゆでガニ・鍋それぞれに合う合わせ方と盛り付けのコツ
- 冷蔵保存の目安と、酢の物など他料理への活用アイデア
筆者メモ: 通販試食で何十回と作り比べてきましたが、カニ酢は“酸・甘・塩・だし”の針を少し動かすだけで印象が変わります。まずは基本から作り、食べるカニに合わせて微調整するのがおすすめです。
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基本のカニ酢レシピ:材料と分量の目安
家庭の定番調味料だけで、失敗しにくい配合を押さえましょう。
基本材料一覧(酢・薄口しょうゆ・砂糖・みりん・白だし)
- 酢(穀物酢・米酢など)
- 薄口しょうゆ
- 砂糖
- みりん
- 白だし(なければだし少量や塩ひとつまみで代用可)
一般的な配合として、酢大さじ2〜4、薄口しょうゆ大さじ1〜2、砂糖・みりん各大さじ1、白だし小さじ1が紹介されています(参考: 川島屋「カニ酢の作り方」; Delish Kitchen「簡単!手作りカニ酢の作り方」)。
分量の目安(大さじ/小さじ)と作れる量の例
- 2〜3人分(小皿取り用)
- 酢 大さじ3
- 薄口しょうゆ 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 白だし 小さじ1
- 4〜5人分(取り皿多め)
- 上記の1.5倍(味見をしつつ酢またはだしで調整)
出典目安: 酢大さじ2〜4、薄口しょうゆ大さじ1〜2、砂糖・みりん大さじ1、白だし小さじ1(参考: 川島屋; Delish Kitchen)。

レンジで作る簡単カニ酢(時短レシピ)
混ぜてひと加熱、冷ませば完成。平日の夕食やカニの到着直後でもすぐに用意できます。
材料を混ぜてレンジにかける手順
- 耐熱ボウルに、基本配合の調味料を入れてよく混ぜます。
- ラップをふんわりかけ、電子レンジで短時間だけ加熱します。
- 取り出して混ぜ、氷水に当てて素早く冷やします。
- 味見をして、酢またはだしで微調整します。
材料を混ぜてレンジまたは鍋の加熱、どちらでも調理できることが料理レシピでも紹介されています(参考: クラシル)。
レンジ加熱の目安(ワット・秒)と冷ますコツ
- 600Wで10〜20秒(砂糖が溶け、みりんの角が取れる程度)。500Wなら20〜30秒が目安です。
- 沸騰させないこと。酸味が飛び過ぎたり香りが荒くなります。
- 加熱後は底からしっかり混ぜ、金属ざるで一度こすと口当たりがよくなります。
- 急冷しておくと、食卓に出す頃には味がまとまりやすいです。
筆者メモ: レンジは“様子見10秒刻み”が失敗しません。特に少量仕込みは温度上昇が速いので注意しましょう。
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鍋で作る本格カニ酢:加熱・濾し・仕上げの手順
小鍋でじっくり火入れすると、みりんのアルコールを飛ばし、だしの香りもきれいに出せます。
小鍋での加熱手順(沸騰直前で火を止める)
- 調味料を小鍋に入れ、中弱火で静かに加熱します。
- 鍋肌がふつふつする直前で火を止め、30〜60秒余熱でなじませます。
- みりん由来のアルコールを飛ばすのが目的で、ぐらぐら沸かさないのがポイントです。
濾すタイミングと器具、仕上げのコツ
- かつお節や昆布を入れる場合は、火を止めてから2〜3分浸し、細かい目のこし器またはペーパーフィルターで濾します。
- 濾すことで口当たりがよくなり、雑味が抑えられます(参考: 村山造酢「蟹酢 – 千鳥酢」)。
- 仕上げに酢を少量追い足すと、香りが立ってフレッシュに仕上がります。
- 容器は熱湯またはアルコールで清潔にしてから詰めましょう。
補足: 濾すことで口当たりが滑らかになり、香りの調整にも効果的です。
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調味料の代用と風味アレンジ:濃口しょうゆ・みりん・生姜の使い方
手元の調味料で代用しながら、食べるカニに合う香りに調整しましょう。
濃口しょうゆやすし酢などの代用例と分量目安
- 濃口しょうゆを使う場合 – 基本より“やや少なめ”から。目安は薄口の2/3量で開始し、必要ならだしor酢で伸ばします。
- すし酢を使う場合 – すし酢大さじ3+しょうゆ小さじ1+白だし小さじ1。砂糖とみりんは不要か“ごく控えめ”で味見しながら調整。
- 白だしがない場合 – 塩ひとつまみ+水小さじ1〜2、または粉末だし少量で代用。
- みりんを使わない場合 – 砂糖を小さじ1/2ほど増やし、コクが足りなければだしで補います。
生姜・わさび・かつお節で作る簡単アレンジ
- 生姜:すりおろし小さじ1/2を混ぜて、茹でガニの甘みをキリッと引き締めます。
- わさび:小指の先量を溶いて、刺身の清涼感を高めます(別皿で立てて添えると香りが飛びにくいです)。
- かつお節:一つまみを温めたカニ酢に浸して1〜2分、濾して旨味をプラス。鍋の付けダレに最適です。
刺身・ゆでガニ・鍋に合うカニ酢の合わせ方と食べ方のコツ
食べ方によって、酸味・甘味・塩味の“針”を動かすとベストバランスになります。
刺身で食べるときのおすすめのカニ酢割合
- 刺身向け(繊細な甘みを活かす) – 酢3:薄口しょうゆ1:砂糖1:みりん1:白だし0.5(目安)。
- わさびを別添えにし、直前に醤油側へ溶くと香りが立ちます。
- 皿を冷やし、カニ酢もよく冷やすと雑味が出にくいです。
ゆでガニ・鍋に合わせるときの使い方と盛り付け例
- ゆでガニ(旨味と塩味が乗っている) – 酢2.5:薄口しょうゆ1:砂糖1:みりん1:白だし1。生姜を少量合わせると後味すっきり。
- カニ鍋・カニしゃぶ(脂や出汁と合わせる) – 酢2:薄口しょうゆ1:砂糖0.5:みりん1:白だし1.5。
- 仕上げに七味や柚子皮のごく少量を振ると、香りの層が出ます。
- 盛り付けのコツ – 口径の小さい小鉢で“少量を何度も”つけると、水っぽくならず濃度を保てます。
作り置きの保存方法と酢の物への活用アイデア
清潔・低温・短期消費が基本です。酢は日持ちが良い調味料ですが、家庭調理は衛生状態で差が出ます。
冷蔵での保存期間と保存容器の選び方
- 目安は冷蔵で1日(翌日まで)。小分けの清潔なガラス瓶やふた付き小鉢を使用します。
- 使うたびに清潔なスプーンを使用し、つけダレを戻さない(クロスコンタミ防止)。
- 小鍋での加熱後に濾して詰めると、雑味が少なく比較的まとまりやすい味になります。
カニ酢を使った簡単な酢の物や和え物レシピ例
- きゅうり・わかめ・カニ身の三杯酢風和え(カニ酢:だし=3:1)
- 長芋短冊とカニ身のさっぱり和え(仕上げに柚子皮)
- カニと大葉の冷やしトマト和え(カニ酢+オリーブオイル少々で和風マリネ風)

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よくある質問(FAQ)
Q. カニ酢にみりんは必要?
A. 必須ではありませんが、みりんを入れると角が取れてまとまりやすく、家庭では使いやすいです。アルコールの香りが気になる場合は軽く加熱して飛ばしましょう(加熱・濾しは千鳥酢の解説でも推奨があります)。
Q. 濃口しょうゆで代用できる?
A. 可能です。塩味と色が強いので、薄口の2/3量から始め、だしや酢で伸ばしながら合わせると失敗しにくいです。
Q. カニ酢は作り置きできる?
A. 清潔な容器に入れて冷蔵で“翌日まで”を目安に使い切ると安心です(参考: 産直.comの解説)。家庭環境で保存性は変わるため、早めの消費をおすすめします。
Q. レンジで作るカニ酢のコツは?
A. 沸騰させない短時間加熱(600Wで10〜20秒目安)と、加熱後に底からしっかり混ぜて急冷することです。材料を混ぜてレンジor鍋加熱の両方が可能です(参考: クラシル)。
Q. カニ酢に生姜やわさびを加えるとどうなる?
A. 生姜は後味を締め、ゆでガニに好相性。わさびは刺身の甘みを邪魔せず清涼感を足します。いずれも“少量を直前に”が香りを最大化します。
すぐ作れるレシピまとめと次に試したいアレンジ提案
時短レシピと本格レシピの短いまとめ
- 時短(レンジ):混ぜる→600Wで10〜20秒→混ぜて急冷→味見調整。
- 本格(小鍋):静かに加熱→沸騰直前で止める→必要なら浸して濾す→冷まして瓶へ。
結論: カニ酢は“基本の軸+微調整”で必ず美味しく仕上がります。まずは基本の配合で作り、今夜のカニ(刺身/ゆで/鍋)に合わせて酸・甘・だしを一段だけ動かしてみてください。
すぐ試せるアレンジ3選(生姜、かつお節、すし酢ベース)
- 生姜×ゆでガニ:おろし生姜小さじ1/2で後味すっきり。
- かつお節×鍋:温めたカニ酢に一つまみ浸し、1〜2分で濾す旨味増し。
- すし酢ベース×刺身:すし酢3+薄口しょうゆ小さじ1+白だし小さじ1で手早く繊細に。
結論: カニ酢は“基本の軸+微調整”で必ず美味しく仕上がります。まずは基本の配合で作り、今夜のカニ(刺身/ゆで/鍋)に合わせて酸・甘・だしを一段だけ動かしてみてください。








