カニ1kgは何人前?量と選び方ガイド
カニ 1 キロを買うとき、殻付きかむき身(ポーション)かで食べられる量が大きく変わります。鍋・しゃぶしゃぶ・焼きガニなど料理別の1人前の目安、通販での「総重量」と「内容量」の見分け方、相場と買い方のコツまで実用一点張りで整理します。
最終更新日:2025-12-28
執筆:kani-tu.com編集部(通販各社での実食・計量検証、取材実績多数)
目次
- カニ1kgは何人前?殻付きとむき身それぞれの人数目安
- 鍋やしゃぶしゃぶで使うカニの量は?料理別の1人あたり目安
- 焼きガニ・刺身での必要量と満足感を上げるコツ
- 料理別の目安:1kgでまかなえる目安(例:鍋なら何人分か)
- 総重量と内容量・可食部の違いと見分け方
- 姿ガニ・脚・ポーションの違いと、用途別に向くカニの選び方
- 冷凍・生・ボイルの扱い方と保存の違い
- よくある質問(FAQ)
- ズワイガニを中心に品種別の1kg相場と価格変動の要因
- 通販で失敗しない!カニ1kgを買うときのチェックポイント一覧
- ギフト・お歳暮・家族利用で1kgのカニは何人向け?シーン別の目安と提案
- 家族4人・友人での集まりなど具体的な人数別の想定例
- 予算別・満足度別のおすすめの選び方(ポーションか姿か)
- 参考
カニ1kgは何人前?殻付きとむき身それぞれの人数目安
本章の前提は主にズワイガニです。毛ガニは味噌比率が高く、可食部はやや少なめと考えると誤差が少ないでしょう。
殻付き1kgの可食部量と目安人数
– 目安の可食率は約35〜45%(部位や個体差で上下)。殻付き1kgなら可食部は約350〜450gが一つの基準になります。実際、「殻付きのカニ1kgでおおよそ2〜3人前」という目安は広く使われています(個人ブログの解説では2〜3人前が目安とされています)。
– 1人あたりの可食量を150〜200gとすると、殻付き1kg=約2人「しっかり」、3人「つまみ程度〜ライト」。鍋の具材を他にも用意するなら3人でも満足しやすいと言えるでしょう。
– 参考根拠:カニ1kgは2〜3人前の目安という説明が見られます(個人ブログの解説)。
むき身(ポーション)1kgの可食部量と目安人数
– ポーションは殻がない代わりに、冷凍品はグレーズ(保護氷)が付くのが一般的です。商品によっては「総重量1.3kg=身1.0kg」のような構成もあります(越前かに職人 甲羅組の例)。また「総重量1kg=可食部700g」といった表示もあります(門永水産の例)。この差が人数感に直結します。
– 可食部が実質700〜1000gのレンジだとすると、1人あたり150〜200gで「3〜6人前」が目安。家族4人でしっかり食べたいなら、可食部800〜1000g(総重量表記なら1.2〜1.4kgクラス)を選ぶと安心です。
人数別早見表(2人〜6人の場合)
– 目安前提:1人あたり可食量=約180〜200g
– ざっくり計算:殻付きは可食率40%想定、ポーションは「可食部=表示どおり(グレーズ除く)」想定
| 人数 | しっかり食べる目安(殻付きの総重量) | しっかり食べる目安(むき身の可食量) |
|---|---|---|
| 2人 | 1.0〜1.2kg | 400g前後 |
| 3人 | 1.5kg前後 | 600g前後 |
| 4人 | 2.0kg前後 | 800g前後 |
| 5人 | 2.5kg前後 | 1.0kg前後 |
| 6人 | 3.0kg前後 | 1.2kg前後 |
– カニ 1 キロで何人いける?という問いには、殻付きなら2〜3人、むき身なら3〜5人(グレーズ率で変動)という答えが現実的です。
– 参考根拠:総重量と可食部の関係が商品により大きく異なる具体例(甲羅組、門永水産、かに物語)が公表されています。
鍋やしゃぶしゃぶで使うカニの量は?料理別の1人あたり目安
カニ鍋・しゃぶしゃぶの1人あたりの基本目安
– しっかり満足:可食部200〜250g/人
– ライトに楽しむ:可食部150〜180g/人
– 例)大人2人+子ども2人(大人換算3人強)でしっかり食べたいなら、可食部800〜900g程度=殻付き総重量2kg前後、またはむき身1kg(グレーズ控えめ)がおすすめです。
焼きガニ・刺身での必要量と満足感を上げるコツ
焼きガニ・刺身:可食部150〜200g/人が目安。鍋より少なめでも満足度が上がりやすいのは、濃い旨みをダイレクトに感じやすい食べ方だからです。
– 満足度アップのコツ
- ポーションを選ぶなら肩肉混在より「棒肉比率高め」を選ぶ。
- 焼きガニは解凍しすぎない(半解凍〜弱解凍で焼くと水分保持◎)。
- 刺身は「生食可」表示と解凍手順を厳守。
– 補足: 料理別の相場は形態・時期・ブランドで変動します(相場解説サイトのまとめ)。形態の選び方が満足度とコスパを左右します。
料理別の目安:1kgでまかなえる目安(例:鍋なら何人分か)
– 殻付き1kg(可食部350〜450g想定)
- 鍋・しゃぶ:2人ライト、1〜2人しっかり
- 焼き・刺身:2〜3人ライト
– むき身1kg(可食部700〜1000g想定)
- 鍋・しゃぶ:3〜5人
- 焼き・刺身:4〜6人
– 根拠補足:総重量と可食部が商品で異なるため、可食部量(正味量)を必ず確認しましょう(甲羅組、門永水産の表示例)。

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総重量と内容量・可食部の違いと見分け方
総重量・内容量・可食部は商品表示で区別します。総重量は商品全体の重量、内容量(正味量)はグレーズやトレーを除いた中身の重量、可食部は実際に食べられる身の量です。殻付きの場合は「内容量=可食部」ではない点に注意します。
氷や殻を含む表示の具体例(総重量1.3kgなど)
– 例1:総重量1.3kgで「カット生ずわい蟹1kg(約4人前)」という構成(越前かに職人 甲羅組)。氷やトレー分を除き、可食相当の内容量が1kgになる想定です。
– 例2:「カット済み生ズワイガニ700g(総重量1kg)」のように、総重量と内容量を併記し実質可食部の目安を明示する商品もあります(門永水産)。
– 例3:「かにの実700g(総重量1kg)で約30~45個入り」のように、同じ総重量でも入り数やサイズが異なることがわかります(かに物語)。
– これらから「カニ 1 キロ」と書かれていても、実際に食べられる量は商品設計で大きく変わると理解できます。
表記項目のチェックポイント: 総重量・内容量・可食量・本数・サイズ・生/ボイル/生食可否・原産地・解凍方法・目安人数の前提条件の記載を確認しましょう。
姿ガニ・脚・ポーションの違いと、用途別に向くカニの選び方
姿ガニ(丸ごと)の特徴と贈答や豪華な食卓への向き不向き
– 特徴:見栄えが良く、食卓を華やかにします。味噌・内子/外子の楽しみがある反面、可食部は脚主体に比べるとやや少なめに感じる場合があります。さばきのひと手間が必要です。
– 向き:贈答・お祝い・年末年始の食卓に最適。人数が多い場合は「姿+脚の追加」で満足度を底上げできます。
脚・カット済み・ポーションの利便性と向く調理法
- 脚(殻付き):見栄えと食べ応えのバランス。焼き・鍋どちらにも万能。
- カット済み:キッチンばさみ不要で時短。鍋・しゃぶに向く。
- ポーション(殻なし):可食効率が最高。しゃぶしゃぶ・天ぷら・バター焼きに最適。グレーズ率の確認が肝要です。
– 相場は形態・時期・ブランドで大きく変動します(相場解説サイトのまとめ)。形態の選び方が満足度とコスパを左右します。
冷凍・生・ボイルの扱い方と保存の違い
冷凍(生/ボイル)の解凍やり方
- 外装を外し、ドリップ受けを敷いて冷蔵庫でゆっくり解凍(目安8〜12時間)。
- ポーションは半解凍で調理すると身崩れとドリップ流出を抑えられます。
- 再冷凍は風味劣化が大きいため不可。解凍後は当日〜翌日までに使い切りましょう。
生(活/冷蔵):到着当日に加熱調理が基本。扱いに慣れない場合はボイルや半調理品が安心です。
ボイル:そのまま食べられ手軽。焼き・鍋に使う場合は過加熱で硬くならないよう温め程度に。

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よくある質問(FAQ)
Q1. カニ1kgは何人前ですか?殻付きとむき身で違いはありますか?
A. 殻付き1kgは可食部350〜450g程度で2〜3人前が目安とされています(個人ブログの人数目安)。むき身1kgは可食部700〜1000g想定で3〜5人前。グレーズ率や設計次第で差が出ます(甲羅組、門永水産の表示例)。
Q2. カニ鍋をするとき、1人あたりどれくらいが目安ですか?
A. 可食部で200〜250g/人だと満足度が高いです。副菜や他の具材が多いなら150〜180g/人でも十分なケースがあります。
Q3. カニ1kgの値段相場はいくらくらいですか?
A. 形態や時期、ブランドで大きく変わります(相場は変動するという指摘あり)。ズワイのポーションは実売で1kgあたり概ね7,000〜15,000円、殻付き脚は8,000〜20,000円程度のレンジが見られます。紅ズワイは比較的手頃です。市場動向で上下する点に留意してください(紅ズワイの漁獲量・平均価格の年次推移データあり)。
Q4. 「総重量1kg」と書かれている商品、実際の身はどのくらい?
A. 商品により異なります。例として総重量1.3kg=身1.0kgや、総重量1.0kg=身0.7kgなどの設計があります(甲羅組、門永水産)。必ず総重量と内容量(正味量)を併記で確認しましょう。
Q5. 姿ガニとポーションでは、1kgのボリューム感はどのくらい違いますか?
A. 姿は殻と味噌を含むため「食べられる身」の量は少なめに感じます。ポーションは殻がなく可食効率が高いぶん、同じ1kgでも体感の食べ応えは大きくなりやすいです(ただしグレーズ率に注意)。
ズワイガニを中心に品種別の1kg相場と価格変動の要因
ズワイガニ1kgの相場(活・ボイル・ポーション別)
– 傾向:活・特大サイズ・ブランドタグ(例:松葉がに・越前がに)は高単価、ボイル冷凍やカット品、紅ズワイは手頃になりやすいと考えられます。形態・時期・ブランドで相場が変動する点は複数の解説でも示されています。
– 参考データ:紅ズワイガニについては、年次の漁獲量(kg)と1kg平均価格の推移データが公開されており、産地別の価格動向を俯瞰できます(ますぶしのまとめ)。また、公設市場の統計でも水産物の月次単価推移が公開され、季節で上下することが読み取れます(東京都中央卸売市場の統計)。
– 相場を踏まえたコスパの良い買い方
- 量重視:ポーション(グレーズ率が明示され、正味量が多いもの)を選ぶ。
- 満足度重視:棒肉比率高め、脚折れ混在でも身入りが良い規格を狙う。
- 時期の工夫:繁忙期直前の早割、オフピークの在庫放出を活用。
- 情報の精読:総重量/内容量/入り数/サイズ/人前表記の前提を確認。

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通販で失敗しない!カニ1kgを買うときのチェックポイント一覧
表記で必ず確認する項目(総重量・内容量・可食部・本数・サイズ)
- 総重量と内容量(正味量)、グレーズ率
- 本数・サイズ(何L、何本、肩在中の有無、棒肉比率)
- 生/ボイル、生食可否、原産地・加工地・解凍方法
- 目安人数と想定料理(鍋/焼き/しゃぶ)を明記しているか
レビューや写真で確認すべき点と返品ポリシーのチェック
- 断面写真(身詰まり、黒変の有無)
- 解凍後の水分(ドリップ)の多寡に関するレビュー
- 折れ率や割れ混在の実态
- 破損・身入り不良時の対応可否(返品・再送・返金)
賞味期限・保存方法・解凍の注意点
- 冷凍保存は−18℃以下、家庭用は到着後1〜2カ月以内目安で消費。
- 解凍は冷蔵庫でゆっくり。常温・急速解凍はドリップ増で味が落ちます。
- 加熱済み(ボイル)は温め過ぎない。生食可表示のないものは必ず加熱。
ギフト・お歳暮・家族利用で1kgのカニは何人向け?シーン別の目安と提案
お歳暮・ギフトで1kgを贈るときの相場と見栄えの考え方
– 見栄え優先なら「姿」や「大サイズ脚」を化粧箱で。1kgは2〜3人家族向けの分量感です。
– 失敗しにくさ重視なら「カット済み」や「棒ポーション多め」。調理の手間が少なく喜ばれやすいです。
家族4人・友人での集まりなど具体的な人数別の想定例
– 家族4人で鍋中心:殻付きなら2.0kg前後、むき身なら可食部0.8〜1.0kg(総重量1.2〜1.4kgクラス)で安心。
– 大人5〜6人の宅飲み:むき身1.0〜1.2kg+サイド(刺身/カニ味噌甲羅焼き)で満足度アップ。
– ちょい足し用途:殻付き1kgまたはポーション500〜700gで2〜3人の副菜に。
予算別・満足度別のおすすめの選び方(ポーションか姿か)
– 予算抑えめ×食べ応え重視:紅ズワイのポーション(グレーズ率明示)や脚折れ混在の訳あり。
– 体験価値重視:姿+脚(半カット)で「さばく楽しみ+食べやすさ」を両取り。
– 調理のしやすさ重視:棒ポーション多め(しゃぶ・天ぷら・バター焼きが簡単)。
編集部の経験メモ
実食計量では、同じ「総重量1kg」でも可食量に20〜30%の差が出るケースが珍しくありません。カニ 1 キロを基準にカウントするより、「可食部の正味量」を目安人数に直結させると満足度のブレを抑えられます。
まとめ
– 殻付き1kgは2〜3人前、むき身1kgは3〜5人前が現実的な目安です。鍵は「総重量」と「内容量(正味)」、そしてグレーズ率のチェックにあります。
– 鍋・しゃぶは可食部200〜250g/人、焼き・刺身は150〜200g/人を基準に、人数から逆算しましょう。
– 相場は形態・時期・ブランドで変動するため、可食効率と目的に合う形態を選ぶのが成功の近道です。








