カニ一人前は何グラム?量の決め方
最終更新日:2025-12-29
カニ 一人前は何グラムで買えば足りるのか迷ったときは、食べ方と種類で目安が変わると押さえると決めやすくなります。先に結論の目安だけ示すと、殻付きのタラバガニ・ズワイガニは一人500g前後、毛ガニは一人600g前後、むき身(カニポーション)は一人200〜300g(おおむね10〜15本)が基準です。以下で「殻付き重量」と「可食部(茹で後)」の違いも含めて、失敗しない量の決め方を整理します。
筆者の実体験: 通販のボイル済みズワイ脚(殻付き)を家族4人で2kg用意したところ、鍋+焼きでちょうど満足、ポーションはしゃぶしゃぶなら一人250gが使いやすいと感じています。
目次
カニ一人前は何グラム?一般的な目安と可食部の違い
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- 一般的な目安(殻付き500〜600g)
- カニの一人前は、殻付き換算でおおむね500〜600gが目安と言われます。特にタラバガニやズワイガニの脚(セクション)を中心に楽しむ場合は、殻を含んだ重量で数えるのが実務的です。
- 殻付きと可食部(茹で後)の違いとは
- 表示重量には殻や水分が含まれるため、茹で後に食べられる可食部は減ります。実際の歩留まりは種類・部位・身詰まり・処理状態で変動するため、あくまで「目安」として見込むのがおすすめです。

タラバガニ・ズワイガニは殻付きで500gを目安に注文する
殻付きと殻なしで変わる重量の見方
- タラバガニ・ズワイガニは脚の殻が厚く、殻付き重量で数えるのが一般的です。通販の「ボイル済み脚」「生冷凍脚」は殻込み表示が多いため、一人前は500gを基準に、食べる量を重視するなら600g寄りで見積もると安心でしょう。
茹でた場合の可食部の目安(どれくらい減るか)
- 茹でる・解凍する過程で水分が抜けるため、可食部は表示重量より少なくなります。目安として殻付き500g→可食部約400gと紹介されています(出典:kanioseti.com、参考URLは記事末尾)。鍋や焼きガニなど加熱調理をする場合は、やや多めに用意すると満足度が高まります。

毛ガニは殻付き600gが一人前の目安になる理由
- 毛ガニは脚より胴に食べられる部分が集中する特徴
- 毛ガニは脚のリーチよりも「カニみそ」と胴の身を楽しむタイプで、可食部の構成がタラバ・ズワイと異なります。そのため脚中心の食べ応えを求めると物足りなく感じる方もいます。
- 小ぶりでも600gを基準に考えるメリット
- 同クラスの殻付き重量なら、毛ガニは体感の食べ応えがやや控えめになりやすいため、一人前は殻付き600gを基準にすると不足しにくいでしょう。みそを重視するなら、600〜700g台の「身入り良」表記を選ぶのが満足度向上のコツです。
むき身(カニポーション)は200〜300gが一人前の目安、何本で考えるか
- ポーションの重量と本数(目安:10〜15本)
- カニポーション(殻なし・筋抜き済み)は可食部100%に近い形で、しゃぶしゃぶ・天ぷら・バター焼きに最適です。一人前は200〜300gが目安で、本数換算ではサイズにもよりますが10〜15本程度と考えるとメニュー設計がしやすくなります。
- むき身の保存・解凍時の扱い方
- 解凍は「冷蔵庫で半日〜一晩」が基本で、ドリップを受けるトレイとキッチンペーパーを併用すると水っぽさを抑えられます。再冷凍は品質劣化につながるため避け、使い切れない分は加熱済みで翌日中に食べ切るのが安心です。
よくある質問(FAQ)
- カニ一人前は何グラム?
殻付きのタラバ・ズワイは500g前後、毛ガニは600g前後、むき身ポーションは200〜300gが目安です(身入りや調理法で上下します)。 - カニポーション一人前は何本?
10〜15本が目安です。大ぶりなら少なめ、小ぶりなら多めに見込みましょう。 - カニ2人前はどれくらい?
殻付き脚なら1.0〜1.2kg、ポーションなら400〜600gを基準に、鍋メインなら多めを推奨します。 - カニ一杯は何人前?
ズワイ姿・毛ガニ姿はサイズと身詰まりで幅がありますが、800g前後で1〜2人前の目安と考えると取り違えが少ないでしょう。 - たくさん食べたい場合の量は?
殻付きは一人700g以上、ポーションは一人300g以上を目安にすると満腹感を得やすいでしょう。
人数別に必要なカニの量早見表(1人前・2人前・家族・宴会向け)
1人あたりの基準
- 殻付き(タラバ・ズワイ):500〜600g
- 殻付き(毛ガニ):600g前後
- ポーション(むき身):200〜300g(約10〜15本)
人数別の目安(鍋・焼きの主菜想定)
- 1人:殻付き500〜600g/ポーション200〜300g
- 2人:殻付き1.0〜1.2kg/ポーション400〜600g
- 3〜4人:殻付き1.5〜2.4kg/ポーション600g〜1.2kg
- 5〜6人:殻付き2.5〜3.6kg/ポーション1.0〜1.8kg
補足
- がっつり食べたい場合は一人700g以上(殻付き)・一人300g以上(ポーション)を目安に。副菜が多い宴会ならやや少なめでも調整可能です。
- 「カニ一杯は何人前か」の換算は身詰まりや部位で変動します。姿(まるごと)は1杯800g前後で1〜2人前の目安、脚のみは人数×500gで逆算するとイメージしやすいでしょう。
注文前に確認するポイント:殻付きかポーションか、冷凍状態の違いを押さえる
- 殻付きとポーションでのコスパと見た目の違い
- 殻付きは見栄えが良くイベント向きですが、殻重量を含むため同価格でも可食部は少なめになりがちです。ポーションは歩留まりが良く調理も簡単で、実用面のコスパが高い傾向があります。
- 冷凍・解凍での重量や食感の変化、パッケージ表示の見方
- ボイル済みは「グレーズ(氷の膜)」を含む場合があり、正味重量(可食部相当)表記があると実量を把握しやすくなります。「内容量」「正味重量」「解凍後重量」の記載を確認し、解凍は低温でじっくり行うとドリップが少なく食感が保たれます。
- 公的な食品成分表でも、表示重量と可食部が一致しないことが前提となっています(文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂))。可食部の見込みをもって購入量を計画すると失敗が減ります。
買う前にすぐ決められる簡単な計算式とチェックリスト
- 簡単計算式(やり方)
- 殻付き(タラバ・ズワイ):人数 × 500〜600g
- 殻付き(毛ガニ):人数 × 600g
- ポーション:人数 × 200〜300g(しゃぶ・鍋は多め推奨)
- 大食いor主菜一本なら+20〜30%、前菜や他メインがあるなら−10〜20%
- 買い物前チェックリスト(手順)
- 1) 食べ方は?(鍋/焼き/しゃぶ/天ぷら)
- 2) 見た目重視か実食量重視か?(殻付き/ポーション)
- 3) 冷凍状態と表示は?(生/ボイル/グレーズ有無/正味重量の記載)
- 4) 解凍時間を確保できるか?(冷蔵庫で半日〜一晩)
- 5) 余裕分は必要か?(子ども・ゲスト・おかわり用に+10〜20%)
まとめ
- 一人前の基準は、殻付きタラバ・ズワイで500g、毛ガニで600g、ポーションで200〜300gが目安です。
- 可食部は茹で後に減るため、人数×基準量に「少し多め」を重ねると満足度が高まります。
- 注文前は「状態(殻付き/ポーション)」「正味重量」「解凍計画」をチェックし、食べ方に合わせて計算式でサッと見積もると失敗しにくいでしょう。
執筆者プロフィール:kani-tu.com コンテンツライター。通販のカニを年間十数回お取り寄せし、鍋・焼き・しゃぶでの実食検証を継続しています。









