初心者でも簡単|蟹の剥き方完全ガイド
更新日:2026-01-01
筆者:kani-tu.com編集部(カニ通販歴10年/年40杯以上を実食し、撮影・剥き比べの実体験多数)
目次
初心者でも安心|蟹を剥く前に準備するものと全体の流れ
蟹の剥き方を簡単にしたい方が最短で失敗なく進めるために、まずは道具と全体像をそろえましょう。ボイル済みか生か、種類によって固さが異なるため、最初の準備が仕上がりと安全性を大きく左右します。
- 必要な道具
- キッチンバサミ(刃先が細めでギザ刃があると滑りにくくておすすめです)
- スプーン(甲羅内の蟹味噌や内子をすくうのに便利です)
- まな板(安定感があり、滑り止め付きだと安全です)
- キッチンペーパー(滑り止め兼、汁受けに使えます)
- 軍手または使い捨て手袋(トゲ対策と衛生のため)
- 小鉢(蟹味噌や部位分け用)
- ボイル済み蟹と生蟹の違い
- ボイル済みは殻がやや締まって割れやすく、食中毒リスクが低く扱いやすい一方、冷えすぎていると身が殻に密着して外れにくいことがあります(常温で数分置くと外しやすくなります)。
- 生蟹(生食可の表示があるもの前提)は殻が割れにくい部位があり、汁が出やすいので作業面の保護が必要です。安全のため十分な加熱や衛生管理を心がけましょう。
- 作業の大まかな手順
- 1) ふんどし(前掛け)を外す
- 2) 甲羅を開ける
- 3) エラと胃袋を除去する
- 4) 脚と爪を関節で切り離す
- 5) 脚の関節穴から切り込みを入れて殻を開き、身を押し出す
- 6) 甲羅の蟹味噌・内子を取り出す
ふんどし→甲羅→脚→味噌という基本の流れは、関節ごとに切り離してハサミで切り込みを入れ身を押し出す手順が推奨されています。脚は関節の小さな穴を起点に、隣の穴までつなぐようにハサミを入れると殻が割れやすく、身を押し出しやすくなります。

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まずはここから:ふんどし(前掛け)の外し方と甲羅の開け方
ふんどしの位置と外し方、甲羅の開け方を最初に身につけると、以降の作業が一気にスムーズになります。
- ふんどし(前掛け)の見つけ方と外し方
- 甲羅の裏側中央にある三角形の薄い殻が「ふんどし」です。指先またはスプーンの先でふちを起こし、手前にめくるように外します。
- この時点で脚の関節の向きが把握でき、後工程の切り離しが楽になります。
- 甲羅の持ち上げ方・開け方のコツ
- ふんどしを外したら、胴体と甲羅の境目に親指をかけ、甲羅を上方向へゆっくり持ち上げます。無理にこじらず、左右どちらかに少しずらしてから上げると開きやすいです。
- 開けた甲羅は汁がこぼれやすいので、まな板上にペーパーを敷いて受けましょう。
- 甲羅内のエラ・胃袋の確認と取り除き方
- 甲羅側・胴体側の両方にある灰色(または黒っぽい)ふわふわした部分がエラで、食用に適しません。指やスプーンで丁寧に取り除きます。
- 甲羅の前方中央にある硬い袋状の部分が胃袋(砂袋)です。これも食べないので取り除いてください。

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脚の切り離し方と関節ごとに身を上手に押し出すコツ
脚を関節で分け、身を潰さずに取り出すには「関節の穴」と「押し出す方向」を意識するときれいに外れます。
- 脚の接合部(関節)の見分け方と切り離し方
- 胴体と脚の付け根は関節でくびれています。付け根の膜を軽く指で押すと動くポイントが関節です。ここにハサミの刃先を入れて、関節を断つように切り離します。
- 関節から殻を割って身を押し出すステップ
- 1) 脚の各節にある小さな穴(ピンホールのような凹み)を探します。
- 2) 穴から刃先を入れて、節の内側の薄い方(腹側)を長手方向に切り開きます。
- 3) 反対側の穴にもハサミを入れて切り口をつなげると、殻がパカッと開きます。
- 4) 太い方から細い方へ、指またはスプーンの柄でやさしく押し出すと、身が一本の棒状で抜けやすくなります。
- 爪や細い部分の身の取り出し方
- 爪は関節で二分し、爪先側は殻が厚いので後述の「ハサミで2箇所切り込み」テクニックを使います。
- 一番細い先端節は、殻を軽くひねって折り、太い側から空気を入れるイメージで押し出すと、細長い身が崩れにくいです。
キッチンバサミで簡単に剥く方法(ボイルズワイガニにおすすめのやり方)
ハサミは「入れる位置」と「切り込みの数」で難易度が大きく変わります。ボイルズワイガニなら、腹側の薄い面を狙って一直線に切り開くのが最短コースです。
- バサミを入れる位置と切り込みの入れ方
- 各節の穴から腹側(薄い殻側)へ刃先を進め、節の端から端まで一気に切ります。切り口をつなげてフタのように開けば、身は押し出すだけです。
- 刃先は常に自分と反対方向へ向け、指を切り込みラインに置かないのが安全です。
- 硬い爪や甲羅の切り方(2箇所切り込みのテクニック)
- 爪は殻が厚く一方向からは開きにくいため、両側から2本の切り込みを入れて「V字」に開くとスムーズです。
- 甲羅の縁を整えたいときも、無理に一気に切らず、短いストロークで少しずつ刻むと安全です。
- バサミでの失敗を防ぐポイント
- 殻が硬すぎると感じたら、いったん止めて角度を変えるか、関節側から攻め直しましょう。濡れた手や殻は滑りやすいので、ペーパーで都度ふくと安定します。
ハサミ・包丁使用時の安全注意と身が崩れないためのポイント
- ハサミ・包丁を使うときの基本的な安全ルール
- 刃先は常に自分から遠ざける向き、非利き手の指を切断ラインから退避、滑り止めを敷いた安定面で作業するのが基本です。
- 殻の固さによっては無理に切らず、向きを変える・関節に戻る・小さく刻むなど安全な代替手順に切り替えましょう。
- 無理に力を入れない・滑り対策
- 手や殻の表面をこまめにふいて乾かし、軍手やゴム手袋でグリップを確保します。殻に対して刃を寝かせると噛みやすく、力が分散して安全です。
- 身が崩れない押し出し方とよくある失敗例の対処法
- 押し出しは「太い方から細い方へ、一直線に」を守ると、身が棒状で抜けやすいです。切り込みが浅いと身が殻に引っかかるので、腹側の薄い面をしっかり開きましょう。
- 途中で身が途切れたら、無理に引っ張らず、反対側から軽く押し戻して殻をもう一段開け直すとリカバリーしやすいです。
参考:殻が硬いときは無理をしないなど、安全重視の解説。 YouTubeも活用しましょう。
よくある質問
- Q. 脚の身を簡単に取り出すには?
- A. 各節の関節穴から腹側を一直線に切り開き、太い方から押し出すのが最短です。爪は両側から2本の切り込みでフタのように開くときれいに外せます。
- Q. 蟹味噌はどうやって食べる?
- A. 甲羅からスプーンで取り出し、ほぐし身と和える・甲羅盛りにして軽く温める・ご飯やパスタに絡めるなど、シンプル調理が旨味を活かせます。
- Q. 初心者におすすめの道具は?
- A. 刃先が細めのキッチンバサミ、滑り止め付きまな板、スプーン、キッチンペーパー、軍手(または手袋)があると安全で効率的です。
- Q. ズワイガニとタラバガニの剥き方の違いは?
- A. ズワイは関節穴から腹側を開くセオリーが有効で、比較的きれいに棒身が出ます。タラバは殻が厚く棘も強いので、ハサミの2箇所切りや小刻みカットを多用し、安全第一で進めるのがポイントです。
- Q. 蟹を剥くときに身が崩れないコツは?
- A. 「腹側を十分に開く」「太い方から細い方へ押す」「途中で引っかかったら切り口を継ぎ足す」の3点を守ると、棒状で抜けやすくなります。

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実践のまとめと次に試したい簡単レシピの提案
- 今日のまとめ(重要な手順の要点)
- ふんどし→甲羅→エラ・胃袋除去→脚・爪の関節切り離し→腹側を開いて押し出し→蟹味噌の回収という順序で、最短・安全に進みます。
- 爪や厚い殻は2箇所切り込みでフタ状に開くと崩れにくく、ケガ予防にもなります。
- 殻が硬いときは力任せにせず、角度変更や関節からの再アプローチで安全重視。
- 剥いた蟹でできる簡単レシピ
- 甲羅盛り(ほぐし身+蟹味噌を甲羅に戻して軽く温め、薬味と一緒に)
- バター焼き(身をさっとバターで温め、レモンをひと絞り)
- 三杯酢和え(外子や細身を三杯酢でさっぱり)
- 上手く剥けないときのリライト(再挑戦)のコツ
- 失敗箇所を振り返り、「切り込みが浅かった/押す方向が逆だった/硬い部位に力を入れすぎた」をチェックして次は関節からやり直しましょう。5分ほど常温に置いてから再挑戦すると、身離れが改善することもあります。
筆者メモ(実体験より):撮影現場では「濡れた殻は滑る」が最多トラブルでした。都度ペーパーで水気を取るだけで、作業効率と仕上がりが大きく改善します。








