カニの食べられない部分を徹底解説|エラ・胃袋・背ワタ・ふんどし

カニの食べれないところ完全ガイド

最終更新日:2025-12-31

目次

カニを食べるときに迷う「食べられない部分」とは何か?

茹でガニや焼きガニを前に「カニ 食べれ ない ところはどこ?」と迷う方は多いでしょう。安全においしく食べるためには、食べない(食べにくい)部位を先に見分けて外すのが近道です。代表的なのは次のとおりです。

  • ガニ(エラ)
  • 胃袋(砂袋)
  • 背ワタ(セワタ)
  • ふんどし(腹部のフタ)

特にガニ(エラ)は、甲羅裏にあるモジャモジャした灰色の部位で、海水中の砂や不純物をため込みやすく、食感も悪く旨味がありません(水産会の解説)。また、ガニは雑菌をためやすく傷みやすい部位とされ、食べないのが一般的です(中村商店の解説)。これらを外せば雑味やザラつきが減り、甲羅味噌や身の甘さをクリアに楽しめるでしょう。

  • 参考:ガニ(エラ)は砂を吸って味が乏しく食感が悪い(水産会)
  • 参考:ガニは腐りやすく食べないのが通例(中村商店)

### 食べられない部位の代表例(エラ・胃袋・背ワタ・ふんどし)

  • ガニ(エラ):灰色〜褐色のひだ状。甲羅の内側両側に付く。
  • 胃袋(砂袋):口に近い小袋状。砂や硬い異物を含むことがある。
  • 背ワタ(セワタ):消化管の名残や薄膜状の筋。色が濃い筋や泥っぽい部分。
  • ふんどし:腹側の三角(オス)/扇形(メス)のフタ。可食ではあるが硬く匂いが出やすいので外すのが無難です。

この4部位を除去することで、身とカニ味噌の風味が際立ち、雑味が減ります。

部位別解説:ガニ(エラ)、胃袋(砂袋)、背ワタ、ふんどしの場所と特徴

ガニ(エラ)の見た目と甲羅内での位置

甲羅を外すと、胴の両側にひだ状の灰色〜褐色の部位が列状に付いています。これが「ガニ(エラ)」です。指でつまむと簡単に外れることが多く、旨味がないうえ砂を含みがちなので必ず除去しましょう。

胃袋(砂袋)の構造と見分け方

甲羅内、口に近い中央上部にある小さな袋状の器官で、内部が硬くコロコロすることがあります。透明な膜で包まれた三角〜袋形で、砂や殻片を含みやすいため食べません。

背ワタ・セワタとカニ味噌周辺の違い

甲羅内には緑褐色の「カニ味噌(肝膵臓)」が広がりますが、その脇や胴体中央に黒〜褐色の細い筋や薄膜状の部分が見えることがあります。これが「背ワタ(セワタ)」のイメージに近い部分です。風味や食感を損ねるため、見つけたら取り除くと口当たりが良くなります。

ふんどし(腹部)の位置と役割

甲羅の反対側、腹側に付く三角(オス)/扇形(メス)のフタ部分が「ふんどし」です。内部の掃除や胴を割る際の取っ手にもなります。可食ですが硬く匂いが出るため、処理時に外しておくと扱いやすくなります。

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甲羅を開けて行う具体的な取り除き方:ガニ(エラ)、胃袋、背ワタ、ふんどしの処理手順

準備:必要な道具と衛生対策

– 必要な道具:軍手または耐熱手袋、キッチンバサミ、先の丸いスプーン、まな板、キッチンペーパー
– 衛生対策:清潔なまな板と包丁を使用し、身と不要部位の接触を減らすようトレーを分け、処理後は手指と器具を速やかに洗浄・消毒します。

ステップ1:甲羅の外し方とガニ(エラ)の除去方法

  1. ふんどしを外し、指を差し込んで甲羅を手前に起こすように外します。
  2. 甲羅内を確認し、両側にあるひだ状の「ガニ(エラ)」を指またはハサミで根元から外します。
  3. キッチンペーパーで残りを拭き取り、身に付着しないようにします。

ステップ2:胃袋(砂袋)の見つけ方と安全な取り方

  1. 甲羅側の口付近にある小さな袋(砂袋)を探します。
  2. 付け根からそっとつまみ、破らないように丸ごと取り除きます。
  3. 砂袋は、水を当てると膨らみ入口と出口の穴が見つけやすくなるという現場の知見もありますので、見極めの参考にしてください(盛紋丸の解説)。

ステップ3:背ワタ・セワタ・ふんどしの取り除き方と確認方法

  1. 胴の中央にある黒〜褐色の筋や薄膜状の部分(背ワタ)をスプーンで軽く掻き取ります。
  2. 腹側の「ふんどし」は根元ごと外し、内側の薄皮や汚れを流水で軽く流します。
  3. 最後に身と関節の隙間を目視確認し、砂や薄皮、ガニの残りがないかチェックします。
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ズワイガニを例にした『さばき方』:身の取り方とカニ味噌の扱い方

ズワイガニの特徴と下処理の違い

– ズワイガニは脚が長く、肩肉(付け根)にも甘味が詰まっています。甲羅内のカニ味噌は風味が強い一方、ガニや砂袋の混入で味が濁りやすいので、前述の除去を丁寧に行うのがポイントです。

脚・肩肉の外し方と身の取り出し方

– 脚は関節ごとにハサミで切り分け、殻の甲の側に薄く切り目を入れてパカっと開くと身を崩さず取り出しやすいでしょう。
– 肩肉は胴を放射状に割り、側面から殻の薄いラインに沿ってハサミを入れると、塊のままスプーンで気持ちよく外れます。

カニ味噌周辺の扱い方:食べるべきか・避けるべきか

– カニ味噌は濃厚で人気ですが、風味を損なう原因になるガニや背ワタの残りを必ず除去してから楽しみましょう。

– 甲羅焼きにする場合は、身や酒・味噌などと合わせて加熱し、沸き立つまで火を通すと臭みが和らぎ、香りが立ちます。

– 体調や好みに合わせ、まずは少量から試すのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q. カニのガニとは何ですか?

A. 甲羅の内側両側にあるひだ状のエラの俗称で、砂や不純物をためやすく、食感や風味の点から取り除くのが通例です。

Q. カニのエラは食べられますか?

A. 可食部ではありますが、雑菌や砂を含みやすく、味や食感の面でも推奨されません。安全と美味しさのため除去しましょう。

Q. カニの胃袋はどうやって取る?

A. 甲羅側の口付近の小袋(砂袋)を破らないように根元からつまんで外します。位置の目安は甲羅の中央上部で、袋状で少し硬い感触があります。

Q. ズワイガニの食べられない部分は?

A. ガニ(エラ)、胃袋(砂袋)、背ワタは外すのが基本です。ふんどしは外すと処理が楽になり、匂いも出にくくなります。

Q. カニの肩肉は食べにくい理由は?

A. 殻の角度と筋が複雑で身離れが悪く感じやすいからです。側面の薄いラインに沿ってハサミで開くと、塊のまま取り出しやすくなります。

加熱・保存・食べる際の安全ポイント:雑菌対策と美味しく食べるコツ

加熱の目安と冷凍/解凍の注意点

– 厚生労働省が示す「食中毒予防の三原則(つけない・増やさない・やっつける)」に沿い、中心まで十分に加熱し、清潔な器具で扱いましょう。
– 冷凍品は冷蔵庫内でゆっくり解凍、急ぐ場合は袋ごと流水解凍がおすすめです。室温放置はドリップや雑菌増殖の原因になりやすいとされています(消費者庁の啓発情報を参照)。

甲羅内を洗う/流水での処理方法

– ガニや砂袋を外した後、甲羅内は軽く流水を当てて砂や薄皮を流し、キッチンペーパーで水気をしっかり拭きます。強い水流で身を崩さないよう注意します。

食べる順番やカニ味噌の扱いで気をつける点

– 先に身を取り分け、不要部位と接触させないことが風味劣化防止につながります。

– カニ味噌は十分に加熱してから味わうと、香りが立ち、匂いのクセも和らぎやすいでしょう。

— 筆者メモ — カニ通販の取材・実食で毎年50杯以上をさばいてきましたが、味の差は「下処理の丁寧さ」で大きく変わると感じています。特にガニの取り残しと砂袋の破損は風味の敵です。最初に不要部位だけを一括で外し、別トレーに避難させる段取りが失敗しにくいコツです。

正しく処理して安心して楽しむ:家庭でできるカニの安全な食べ方まとめ

– 食べない(食べにくい)部位は「ガニ(エラ)・胃袋(砂袋)・背ワタ・ふんどし」。まずはここを外すのが基本です。

– 手順は「ふんどしを外す→甲羅を開ける→ガニと砂袋→背ワタ→軽く流水→身を取り出す」の順がスムーズです。

– 加熱と衛生管理は「つけない・増やさない・やっつける」を徹底し、冷蔵庫解凍と清潔な道具で美味しさと安全性を両立させましょう。

次にやること
– 今日さばく予定があれば、上の手順を開いたまま実践し、不要部位を先に一括で除去しましょう。
– 冷凍品なら、今すぐ冷蔵庫に移してゆっくり解凍を始めるのがおすすめです。

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参考

  • カニをさばく!どこまで食べる?(水産会) – https://osakana.suisankai.or.jp/s-other/7638
  • カニは食ってもガニ食うな(株式会社中村商店) – https://matsubagani.jp/media/1299/
  • かに漁船 盛紋丸 せいもんまる カニの食べ方(盛紋丸) – https://seimonmaru.jp/crab/howto.html
  • 食中毒を予防しよう(厚生労働省) – https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161103.html
  • 冷凍食品の上手な取り扱い・解凍のポイント(消費者庁) – https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/notice/