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カニから匂いのする原因と対処法
カニは美味しい食べ物ですが、購入した後に何日か経って開封した時にカニが強い臭いがすると誰でも不安になります。
カニの臭いの「原因」と「対処法」について、
- 食べる前（食前）
- 食事中
- 食べた後（食後）
の時系列でご紹介します！これを知ってカニライフを楽しみましょう！
【食べる前の開封時】臭いがしたら要注意？
開封した時にカニが臭い場合は、「保存方法が悪かったために、タンパク質の分解が進み腐敗が始まっている証拠」です。カニの身のタンパク質の分解が進むと、タンパク質を栄養源に微生物の量が増えたことで臭いが出ています。開封した時にカニの甲羅とお腹部分から発せられている場合は、基本的に食べない方が無難ですが、臭いはしてもあまり強くないのであれば加熱すれば大丈夫です。
しかし、酸味のある臭いに加えて持った時にぬめりのようなものがあった場合、微生物によるタンパク質の分解が終わり完全に腐敗が進んでいます。その場合は加熱して食べても食中毒を起こすので、その場合はすぐにカニを厳重に袋に入れて破棄するのが望ましいです。
カニは、もともと独特の臭いを持っています。なので、調理をしたり開けてから少し時間が経てば、臭いはするものです。その場合は、腐食等ではないので安心して下さい。
【料理中〜食事中】カニの臭いの取り方
次に、調理中〜食事中に出るカニの臭いの対処法についてご紹介します。
手についた臭いは烏龍茶で洗う
基本的にカニは手で持って食べるので、どうしても独特の臭いがついてしまいます。もし手に付いたカニの臭いが気になるのであれば、その臭いの対処法として、ウーロン茶もしくは緑茶をカニの臭いがついた手に振りかけて洗うとよいです。
ウーロン茶にはウーロン茶ポリフェノールによる殺菌抗菌だけでなく、煎じた時に生み出されるフラボノイドには消臭効果も持っているのでカニの臭い消しに最適です。もしウーロン茶がない場合には、手軽に手に入りやすい緑茶でも殺菌抗菌能力のあるカテキンが含まれているので同じ臭いへの効果を発揮してくれます。
部屋に漂う臭いは換気と消臭
カニを食べた後の臭いが気になる人も多いですが、カニに含まれている臭い成分が蒸気によって空気中に漂うだけでなく、壁紙やカーテンに吸収することで持続的に臭いを発生しているのが原因です。そのため換気をするのが最適な方法ですが、先に言ったとおりにカニの臭いが壁紙やカーテンの布に付着しているので不十分といえます。
そこで壁紙やカーテンの布に吸収されてしまったカニの臭いの対処法は、現在ではファブリーズのようなスプレータイプの消臭剤があるのでマンションのような個室タイプであればそれで対応が可能です。
そして一軒家のように部屋が連なっている場合ではスプレータイプでは充満したカニの臭いへの対応が難しいので、その場合には中華鍋や天ぷら鍋など加熱に強い鍋を用意して、その中に飲み終わった緑茶の茶葉を入れて炒ります。緑茶を炒ることによって、茶葉の中にある香り成分が空気中のカニの臭いを包み込むことによって消してくれるのです。さらに緑茶の香り成分が壁紙やカーテンの布に吸収されると、同じようにカニの臭い物質に反応して消してくれるので臭いが消えます。
【食後】のカニの捨て方
食べ終わった後に満足して甲羅をそのまま放置をする人も多いですが、それだと甲羅の中にはまだタンパク質などの栄養素がたくさん含まれているので微生物にとっては格好の繁殖源になって強烈な臭いの原因になってしまいます。
カニを食べ終わった後の対処法としては、
- ①微生物が繁殖しないように、キッチンペーパーでふき取るか、電子レンジにかけて水分を飛ばします。
- ②カニの甲羅の水分を飛ばしたら、処理するための袋に入れます。
- ③袋に入れる際、新聞紙などの水分を吸着してくれる紙も入れます。
カニの表面の水分を飛ばしても、甲羅の中にはまだ水分が残っているので時間がたてば腐敗した汁が流れてしまいます。そこで新聞紙といった紙に包むことで、紙が水分を吸収するので腐敗した水が外に出ないのです。さらに新聞紙に包む際に、緑茶の茶葉や消臭効果のある重曹を一緒に使うことで臭いが外に漏れなくなります。
新鮮なカニなら通販がおすすめ
カニは痛みが早い食材なので、食べるときには収穫されて間もない鮮度の良いものを選ぶのが大事です。そんな生で食べられるような鮮度の良いカニを食べるのであれば、ネットなどの通販で購入するのがお勧めといえます。通販であれば専用の取引先から直通で運ばれるので安価なだけでなく、専門の職人が厳選して選ぶので臭いが少なく食べておいしいカニが手に入るからです。
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