日本で食べられるカニの種類と選び方を徹底解説

日本で食べられるカニの種類と選び方

目次

日本でよく食べられるカニの種類とこの記事でわかること

日本でよく見かけるカニの種類や味の違い、ブランド産地や旬、失敗しない選び方と調理の基本を、カニ通販の視点からわかりやすく整理します。まずは日本で一般的に食べられている代表種を押さえましょう(出典: sanchoku-mall.com)。

代表的なカニの一覧(まず押さえたい種類)

  • ズワイガニ(本ズワイ)、ベニズワイガニ
  • タラバガニ(分類上はヤドカリの仲間)
  • 毛ガニ
  • 花咲ガニ
  • モクズガニ(川ガニ、上海蟹の近縁)
  • ワタリガニ(ガザミ)
  • タカアシガニ(深海性の大型種)

参考: 蟹の種類一覧(sanchoku-mall.com)

この記事の構成と活用方法

  • 種の違いと味わいを知る
  • 産地・ブランド(越前・松葉・加能ほか)を理解する
  • 旬の目安と賢い選び方を身につける
  • 自宅での下ごしらえ・解凍・茹で方を手順で確認する
  • 旅行・ギフト・家庭用の目的別おすすめに落とし込む

(出典: 蟹の種類一覧!見分け方や違いの解説/sanchoku-mall.com)

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カニの仲間はどう区分される?カニ類とヤドカリ類の違い

カニの名称でも、生物学的には「カニ類(短尾類)」と「ヤドカリ類(異尾類)」に分かれます。食感や味、身の付き方にも違いが出やすいため、分類の基礎を押さえると選び方が安定します。

カニ類とはどんな仲間か(特徴と分類)

  • 典型的な「甲羅が丸く、尻尾が短い」姿で、脚は左右に5対。
  • 食感は繊細で甘み・旨味が出やすく、脚肉の“ほぐれ”が良いものが多い。
  • ズワイガニ毛ガニワタリガニなどが該当します。

ヤドカリ類とは何が違うのか

  • タラバガニや花咲ガニはヤドカリ類に分類されます。
  • 後ろ脚が退化・変形しているなど形態的差があり、身は太く繊維質で“プリっ”とした食感になりやすい傾向があります。

タラバガニはカニ?ヤドカリ?

  • 名称に「カニ」とありますが、分類上はヤドカリの仲間です。だからこそズワイとは食感や部位の食べやすさがはっきり異なります。
  • なお、世界には約5,000種類以上のカニがいるとされ、多様性の大きさも選び分けの面白さにつながります(出典: Discover Japan「ニッポンのカニ図鑑」)。

出典: Discover Japan「ニッポンのカニ図鑑」

ズワイガニ・タラバガニ・毛ガニ・花咲ガニなど主要種の特徴と味の違い

ズワイガニ:味・身の特徴と代表的な食べ方

特徴: きめ細かな繊維と上品な甘み。脚は可食部が多く、肩肉は出汁が良いです。

食べ方: かにすき・かにしゃぶ・焼きガニ・天ぷら。刺し(生・半生)対応は鮮度や加工に制約があるため通販では要確認。

ブランド名: 越前・松葉・加能など(後述)に分かれ、漁場や選別基準で価値が変わります。

タラバガニ:分類上の特徴と食感の違い

特徴: ヤドカリ類。脚1本が太く、繊維が粗めで食べ応えが抜群。蟹味噌は少なめ。

食べ方: ボイル脚の豪快な焼き・蒸し・バター焼きが王道。サラダやガーリックソテーも相性良好。

毛ガニ:濃厚な蟹味噌と調理のコツ

特徴: 身は細かく繊細、最大の魅力は濃厚な蟹味噌とカニ身の甲羅和え。

食べ方: 塩茹で一択でも満足度が高い。茹で過ぎは身が締まりすぎるため時間管理がコツ(のちほど目安時間を解説)。

花咲ガニ・その他(ワタリガニ、モクズガニなど)の特徴

花咲ガニ: 北海道東部中心。力強い旨味と個性ある風味。夏〜初秋が狙い目の地域が多い。

ワタリガニ(ガザミ): 出汁が絶品で味噌汁・パスタ・チゲに好相性。身は甘く旨味濃い。

モクズガニ: 川ガニ。内子・外子の旨味が魅力で蒸し・味噌汁が定番。地域の禁漁・サイズ規制に注意。

タカアシガニ: 非常に大型で脚のボイルや天ぷらが名物、味は淡白で上品。

越前ガニ・松葉ガニ・加能ガニなどブランド別の特徴

越前ガニ・加能ガニ・松葉ガニなどブランド別の特徴

  • 越前ガニ(福井): 鮮度の良さと選別の厳しさで全国的評価が高い。
  • 加能ガニ(石川): 荒波の日本海で身が締まり、金沢を中心に流通。
  • 松葉ガニ(鳥取・兵庫・京都): 山陰一帯の総称的ブランドで、港ごとの“地ガニ”名も根強い人気。

(ブランドと主な港の例: 越前ガニ=越前・三国・敦賀、加能ガニ=金沢・橋立・輪島、間人ガニ=京都・間人、津居山ガニ=兵庫・津居山、松葉ガニ=鳥取・賀露・網代 ほか。出典: 読売旅行マガジン)

主要漁港と産地(越前港・輪島・間人・津居山・境港など)

  • ズワイの名港に加え、ベニズワイの一大拠点として境港(鳥取・島根)は日本一のベニズワイガニ水揚げ量で知られます(出典: 虎ノ門市場コラム)。
  • 港ごとの選別・茹で上げ設備・タグ制度が品質差に直結します。タグの色・記号は偽装防止にも役立ちます(購入時に要確認)。

日本五大蟹とは何か(構成と簡単な解説)

一般的に「ズワイガニ・ベニズワイガニ・タラバガニ・毛ガニ・花咲ガニ」を挙げる呼称が使われます。定義は公的に固定されていないため、文脈によって「四大カニ(ズワイ・タラバ・毛・花咲)」と表現される場合もあります。用途(旅行・ギフト・家庭用)で使い分ける点が実用的です。

(出典: 読売旅行マガジン、虎ノ門市場コラム)

よくある質問(FAQ)

  • Q: 日本で主に食べられるカニの種類は何?
  • A: ズワイ、ベニズワイ、タラバ、毛ガニ、花咲、ワタリ、モクズ、タカアシなどが流通・飲食で目にする代表格です。
  • Q: ズワイガニとタラバガニの違いは?
  • A: ズワイはカニ類で繊細な甘み、タラバはヤドカリ類で太い繊維の食感が特徴です。蟹味噌はズワイ・毛ガニが魅力的で、タラバは脚の食べ応えが強みです。
  • Q: カニのブランド名産地はどこ?
  • A: 越前(福井)、加能(石川)、松葉(鳥取・兵庫・京都)、間人(京都)、津居山(兵庫)などが有名で、タグ付きは信頼性の目安です。
  • Q: 日本五大蟹とは?
  • A: ズワイ、ベニズワイ、タラバ、毛ガニ、花咲を指す呼称がよく見られます(厳密な公的定義はありません)。
  • Q: カニの旬はいつ?
  • A: ズワイは冬(解禁〜春先)、毛ガニは地域により通年どこかで旬、タラバは初夏と冬の二山、花咲は夏〜初秋が目安です(地域差あり)。

旬の時期一覧と失敗しないカニの選び方・見分け方

種類別の一般的な旬カレンダー(ズワイ・毛・タラバなど)

  • ズワイガニ(本ズワイ): おおむね11月解禁〜3月頃が主流、寒の時期は身入りと甘みが安定。
  • ベニズワイガニ: 9月〜翌6月に漁期が長く、冬中心に味が乗りやすい。
  • タラバガニ: 初夏(4〜6月)と年末前後(12月)に良品が出やすい流通傾向。
  • 毛ガニ: 海域ごとに旬がずれ、春(オホーツク)〜冬(内浦湾)まで“どこかが旬”。
  • 花咲ガニ: 夏〜初秋(8〜9月)中心。

※解禁・禁漁は地域の告示に従います。相場や水揚げは年ごとに変動します(参考: 農林水産省「漁業・養殖業生産統計年報」)。

鮮度の見分け方:重さ・殻・身入りのチェックポイント

  • 殻を持って「見た目より重い」個体は身が詰まりやすい。
  • 甲羅の縁がしっかり硬く、黒ずみや酸化臭がない。
  • 爪先が乾きすぎていない、脚の関節から水が垂れない(解凍ドリップの出過ぎはNG)。
  • 冷凍品はグレーズ(氷膜)が均一、霜焼けや剥がれが少ないもの。

通販・土産で失敗しない選び方

  • ラベル確認: 原料原産地、加工地、ボイル/生、加熱の必要性、正味重量、サイズ(L〜5L等)は要チェック。
  • 目的別に部位を選ぶ: 見栄え重視はタラバ脚、出汁・鍋はズワイ肩、味噌重視は毛ガニ。
  • 返品規約・配送温度帯・到着日の融通が利くショップを選ぶ。
  • 初心者は「ボイル済み・カット済み(ポーション)」が失敗しにくい。

自宅でできるカニの下ごしらえと基本のさばき方(ステップで解説)

冷凍カニの正しい解凍方法

  • 未開封のままバットに置き、冷蔵庫で低温解凍(半日〜1日、サイズ次第)。
  • 仕上げに氷水で短時間さっと締め、水気を優しく拭う。
  • 室温放置・長時間の流水解凍はドリップ増と風味劣化の原因。再冷凍は品質劣化が大きいので避けます。

ゆで方・蒸し方の手順(時間の目安)

  • 基本の塩茹で: 大鍋に海水程度(塩分3〜4%)を沸かし、甲羅を下にして投入。
  • ズワイ1kg目安: 12〜15分
  • タラバ1kg目安: 15〜18分
  • 毛ガニ600g目安: 15分前後
  • 蒸し: 鍋底に湯、蒸し板の上に甲羅を上。茹でより塩抜けしにくく、時間は同等かやや長め。
  • 仕上げ: 取り出して扇風機やうちわで余熱を素早く飛ばすと身締まりが良くなります。
  • 既にボイル済みの冷凍品は“温め直し”にとどめ、過加熱を避けます。

殻から身を取り出すコツと盛り付けの基本

  • 脚関節をひねって外し、キッチンバサミで節に沿って縦カット。
  • 肩肉は甲羅から外し、中骨を外してから身をほぐす。
  • 毛ガニは甲羅を外し、味噌を一旦別に。ガラで甲羅酒・味噌和えに展開すると満足度が上がります。

購入・保存・解凍で気をつけること(衛生・品質を守るポイント)

冷凍保存の期間とラベル確認のポイント

  • 家庭の冷凍庫(約−18℃)では未開封で1〜2か月が目安。霜・庫内開閉が多い環境は短めに消費。
  • ラベルで「解凍品」「加熱の必要性」「正味重量」「加工地」「添加物(酸化防止剤等)」を確認。解凍品は再冷凍せず早めに。

解凍後の再冷凍や食中毒リスクについて

  • 解凍後の再冷凍は風味・食感の劣化が大きく推奨できません。
  • 生食は衛生管理された商品に限り、加熱用は中心までしっかり加熱。腸炎ビブリオなど海水性細菌対策として低温管理と衛生的な調理が大切です。
  • アレルギー表示では「かに」は特定原材料です。家族・贈答先に配慮しましょう(出典: 消費者庁 アレルギー表示)。

アレルギーや毒(食べられない部分)の注意点

  • エラ(ガニ)や砂袋などの不可食部は取り除くのが基本です。
  • 地域によっては内臓(中腸腺)への注意喚起が出る場合があります。自治体の情報に従い、過食を避けましょう。
  • 既往症や食物アレルギーがある方は少量から試す、医師に相談するなど慎重に。

(出典: 消費者庁「アレルゲン表示」)

目的別おすすめのカニと使える旬カレンダー(旅行・贈り物・家庭用)

旅行で食べるなら:名産地ピックアップ

  • 冬の北陸・山陰でズワイ(越前・加能・松葉)を現地の茹でたてで。
  • 春〜初夏の北海道で毛ガニ、夏〜初秋の根室周辺で花咲ガニ。
  • ベニズワイは境港エリアの鮮魚店・食堂で手頃に楽しめます(出典: 虎ノ門市場コラム)。

贈り物・ギフトなら:ブランドと時期のおすすめ

  • 冬のタグ付きズワイ(越前・加能・松葉)は“外さない”王道。
  • 見栄え重視はタラバ脚ボイル。家族向けはズワイ肩・ポーションのセットが実用的。
  • 先様の人数と調理環境に合わせて“カット済み”を選ぶと親切です。

簡易旬カレンダー(今日から使える)

  • 11〜3月: ズワイ本番、年末はタラバ人気
  • 4〜6月: タラバ初夏、北海道の毛ガニ
  • 7〜9月: 花咲ガニ、各地ワタリガニ
  • 9〜12月: ベニズワイ好機、ズワイ解禁前後で相場変動

まとめ

  • 日本で流通の多い「ズワイ・ベニズワイ・タラバ・毛・花咲」を中心に、味・食感・用途を理解すると選び方が安定します。
  • ブランドタグや港の選別は品質の目安。旬・解禁は地域差があるため最新情報を確認しましょう。
  • 通販はラベルと目的の整合(生/ボイル、部位、サイズ)を丁寧にチェック。解凍は低温で、過加熱は避けるのがコツです。

次の一杯は、用途に合うカニを“旬と産地”で選んでみてください。

更新日: 2025-12-31

執筆者: kani-tu.com編集部(カニ通販バイヤー歴7年・全国主要漁港の買付経験に基づく実践ガイド)

参考