日本で食べられるカニの種類と旬・産地を徹底解説

日本で食べられるカニの種類と旬・産地

最終更新日:2026-01-01

日本でどんなカニが食べられるのか、種類・旬・産地・食べ方までを一度で把握したい方(たとえば「カニ の 種類 日本」で検索した方」)に向け、迷わない選び方と次の行動までガイドします。

目次

日本でよく食べられているカニの種類とこの記事でわかること

この記事の結論(要点)

  • 日本でよく食べられる主役は、ズワイガニベニズワイガニタラバガニ毛ガニ花咲ガニです(旅行メディアの整理でも同様の代表種が挙げられています)[読売旅行のまとめによる整理:https://www.yomiuri-ryokou.co.jp/magazine/article/kani/]。
  • 産地のブランド名は主にズワイガニのオスに付与され、越前(福井)、加能(石川)、松葉(山陰・但馬・丹後)、間人(京都・間人港)、津居山(兵庫・津居山港)などが有名です。
  • 旬は概ね冬のイメージですが、種類によりベストシーズンが異なり、花咲ガニは夏が狙い目です。
  • 食べ方の基本は「ズワイ=刺身・しゃぶ・鍋」「タラバ=焼き・ボイル」「毛ガニ=味噌と身を甲羅で」「ベニズワイ=鍋・かに飯」「花咲=鉄砲汁・ボイル」が定番です。
  • タラバガニは「ヤドカリの仲間」で、分類上はカニ類と異なる点を後述します。

(補足)一般に「四大カニ(ズワイ・タラバ・毛ガニ・花咲)」と呼ばれますが、ベニズワイを加えて「五大蟹」と紹介される場合もあります。

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カニの分類と日本に生息する種類の概要(カニ類とヤドカリ類の違い)

カニ類とヤドカリ類の違い

  • 分類上、いわゆる「カニ」は短尾類(カニ類:Brachyura)で、ヤドカリは異尾類(ヤドカリ類:Anomura)に分かれます。タラバガニは名前に「ガニ」と付くものの、実はヤドカリ類に属します(専門店の解説でも明示されています)[虎ノ門市場:https://www.toranomon-ichiba.com/column/t-category/gyokai/kani-shurui.html]。
  • 見た目の違いとして、ヤドカリ類は脚の本数の見え方や腹部の形状が異なることが多く、食味や向く調理法にも違いが出やすいと言われます。

世界と日本の種数の目安

主要な食用カニの特徴と旬(ズワイガニ・タラバガニ・毛ガニ・ベニズワイ・花咲ガニ)

ズワイガニ(特徴・旬・味)

特徴と味:繊細で上品な甘みと、瑞々しくほぐれのよい身質が魅力です。活や新鮮個体は刺身やしゃぶ、定番のゆで・蒸し・焼きでも旨みが立ちます。

旬:冬を中心に旨みが高まり、地域差はあるものの11〜3月ごろがねらい目とされます。雌(各地で「セコ」「香箱」など)は内子・外子が魅力で、短期に限定出荷されることが多いです。

タラバガニ(分類上の位置づけと特徴)

分類:タラバガニはヤドカリ類で、体格が大きく脚が太いのが外観上の特徴です(分類の詳細は前節参照)。

味と調理:繊維が太くプリっとした食感と豪快な食べ応えが持ち味で、焼きガニやボイルで真価を発揮します。旬は主に寒い時期に旨みが乗ると言われますが、産地・漁期で差が出ます。

毛ガニ・ベニズワイガニ・花咲ガニの特徴とおすすめの食べ方

毛ガニ:最大の魅力は濃厚なカニ味噌。蒸して身と味噌を甲羅に合わせ、少量の日本酒でのばす甲羅盛りは格別です。北海道では産地リレーで通年楽しめ、春〜夏に良品が出る地域もあります。

ベニズワイガニ:水分が多く甘みがやさしい身質で、鍋やかに飯、カニグラタンなど加熱料理と好相性。通年水揚げがあり、冬は特に人気が高まります。

花咲ガニ:北海道東部の名物。強い旨みと濃い風味、トゲのある甲羅が特徴で、旬は夏(7〜9月)に重なります。味噌と身で作る鉄砲汁は力強い味わいです。

(筆者のひとこと)通販試食で「ズワイの肩肉を蒸す→甲羅味噌に和えて甲羅焼き」にすると、少量でも満足度が高く、家庭での“ごちそう感”が出しやすいと感じています。

日本五大蟹の説明

一般的には「四大カニ(ズワイ・タラバ・毛ガニ・花咲)」とされますが、家庭の食卓や外食で身近な存在としてベニズワイを加え「五大」とする紹介も見られます。呼び方に明確な公的定義はないため、文脈で捉えるのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

  • 日本で主に食べられるカニの種類は何?
    → ズワイ、ベニズワイ、タラバ、毛ガニ、花咲が中心です(旅行メディアの代表例の整理あり:https://www.yomiuri-ryokou.co.jp/magazine/article/kani/)。
  • ズワイガニと松葉ガニの違いは?
    → 生物種は同じ(ズワイガニのオス)で、山陰・但馬・丹後など日本海側で水揚げされるものの地域ブランド名が「松葉ガニ」です。
  • タラバガニは本物のカニ?
    → 名称に「ガニ」とありますが、分類上はヤドカリの仲間(異尾類)です[虎ノ門市場]。
  • カニの旬はいつ?種類別で違う?
    → ズワイは冬、毛ガニは地域リレーで通年、花咲は夏、タラバは寒期が目安、ベニズワイは通年流通で冬人気が高まります。
  • ブランドガニのおすすめ産地は?
    → 越前(福井)、加能(石川)、松葉(鳥取・兵庫・京都)、間人(京都・間人港)、津居山(兵庫・津居山港)などが定番です。
  • この記事の情報はいつ更新?筆者情報は?
    → 本文冒頭に最終更新日を記載。筆者はカニ通販専門メディア「kani-tu.com」編集部で、通販試食・産地取材の知見を反映しています。

ブランドガニと代表的な産地ガイド(越前ガニ・松葉ガニ・間人・津居山・加能)

北陸・日本海側の代表ブランド(越前、加能など)

  • 越前ガニ(福井):皇室献上で知られる老舗ブランド。身質のバランスと管理体制の厳格さが支持されています。
  • 加能ガニ(石川):石川県産ズワイの統一ブランド。甲羅タグとサイズ基準で品質が見えやすいのが強みです。

山陰・播磨のブランド(松葉ガニ、津居山、間人)

  • 松葉ガニ:山陰〜但馬〜丹後で水揚げされるズワイのオスの総称ブランド。港ごとに「津居山(兵庫)」「間人(京都)」など個別ブランドが並立します。
  • 間人ガニ(京都・間人港):小型船×近海漁ゆえの鮮度回転と厳格な選別で評価が高い希少ブランド。
  • 津居山ガニ(兵庫・津居山港):サイズ・身入りに優れた上位個体が多いことで知られます。

水揚げ量で有名な港と地域(境港など)

  • ベニズワイは境港(鳥取)や香住(兵庫)など日本海側の主要港が有名で、船上凍結品など扱いの良いロットを選ぶと外しにくいでしょう。
  • 旅行で味わうなら、福井・加賀・金沢・城崎・丹後・鳥取の温泉地と組み合わせると、質の良いゆでガニと地酒の相性を満喫できます。

家庭でのカニの選び方・さばき方・おすすめの調理法(身・味噌・内子を楽しむ)

買うときの鮮度チェックポイント

  • 全体:甲羅にハリがあり、持つと重みを感じる個体を。乾いた臭い・酸臭は避ける。
  • 生・活:脚先まで動きがある、または反り返りが強いものが目安。
  • 冷凍:霜だまりが少なく、グレーズ(氷膜)が均一。ドリップ焼けや再凍結跡(大きな霜塊)は避ける。
  • 表示:原料原産地、加工地、解凍の有無、加熱用/生食用の別、タグの有無を確認。

カニの基本的なさばき方(ズワイ・毛ガニの例)

ズワイ(ボイル姿):

  1. 甲羅を外す→エラ(ガニ)を除去。
  2. 脚を関節で外し、胴を二分割。
  3. 脚はキッチンばさみで殻に縦カット→身を取り出す。
  4. 甲羅味噌は濾して温め、身と合わせて甲羅盛りに。

毛ガニ(ボイル姿):

  1. 甲羅を外し、内臓を甲羅へ集める。
  2. 胴を二分割し、脚の付け根の身を丁寧にほぐす。
  3. ほぐし身+味噌を甲羅に戻し、弱火で温めて香りを立てる。

おすすめの調理法:茹で方・蒸し方・焼き方・甲羅焼き

  • 茹で(再加熱):塩分1.5〜2%の湯で短時間(脚2〜4分、姿5〜8分目安)で温め直し、すぐ冷ますと身が締まりすぎません。
  • 蒸し:沸騰蒸気で短時間(脚3〜5分、姿7〜10分)。旨み流出を抑えられます。
  • 焼き:タラバやズワイの半身を中火で表面に焼き色がつく程度まで。加熱しすぎるとパサつくため、透明感が残る手前で止めるのがコツ。
  • 甲羅焼き:味噌に少量の酒を加え弱火で香りを引き出し、ほぐし身を加えて一体化させます。

保存と解凍のコツ

  • 冷凍:再凍結は品質劣化の元。届いたら霜を払って速やかに冷凍庫へ。
  • 解凍:基本は「低温×短時間」。冷蔵庫で半解凍→使う分だけ切り出し→直前に仕上げ解凍。ドリップを避けるため常温放置は避ける。
  • 余り:ゆで身は小分け真空・急冷で1〜2週間を目安に。味噌は早めに使い切る。

カニを買う・食べる上での注意点と賢い選び方(漁期・鮮度・アレルギー)

漁期と表示を確認する理由

ズワイガニなどは都道府県ごとに禁漁期・解禁日が定められ、活・生の流通量や価格に直結します。購入時は「水揚げ時期」「産地」「タグ」「加工地」を併せて確認すると、品質の納得感が高まります。

加工冷凍品と生食用の違い

加工冷凍品は「加熱して食べる」前提のポーション。船上凍結や急速凍結の生食用表記であっても、解凍後は速やかに消費し、再凍結は避けましょう。氷衣(グレーズ)が厚すぎる製品は実重量が少ない場合があるため、内容量の実質表示も要チェックです。

アレルギーや摂取上の注意点

甲殻類アレルギーの方は少量でも重い症状が出ることがあります。初めての銘柄・加工品は少量から試し、体調不良時や小さなお子さま、妊娠中の方の生食は避けるのが無難です。

用途別におすすめのカニと次に取るべき行動(購入・旅行先の選び方)

刺身や鍋に向くカニの選び方

  • 刺身・しゃぶ:活ズワイ、または品質表示が明確な生食可ポーション。
  • 鍋:ズワイやベニズワイのむき身。つみれ・甲羅味噌を合わせれば味に奥行きが出ます。

贈答用・ブランド重視の選び方

  • 贈答:タグ付きズワイ(越前・加能・松葉・間人・津居山など)をサイズ明記で。ボイル姿の「到着日指定」ができるショップが安心です。
  • 大人数:タラバ脚の大サイズを焼き・ボイルで。写真映えと満足感が得やすいでしょう。

産地訪問・旅館で味わう際のポイント

  • 解禁期の日本海側は予約が取りづらくなるため早めの計画を。旅館は「ゆで上げタイミング」「サイズ」「雌雄(香箱など)」の提供条件を事前確認すると失敗が減ります。
  • まずは通販で味の基準を掴んでから現地へ、という順序もおすすめです。

参考

(筆者情報)kani-tu.com編集部。国内通販のカニを年間多数試食し、産地・港・仲卸の取材知見をもとに、家庭で失敗しない買い方と調理をガイドしています。