人気のかにすきレシピ決定版(4人分)
更新日:2025-12-29
目次
かにすき(4人分)の材料と分量例
\お得に旬のカニを手に入れたいあなたへ/
買い物前にそのまま使える分量です。生・ボイルはお好みで選び、全体量を目安にそろえます。
必須の具材(かに、白菜、ねぎ、えのき、春菊、豆腐など)
- カニ(生ズワイ脚またはボイルズワイ脚):殻込み1.0〜1.2kg(目安)
- 白菜:1/4株
- 白ねぎ:2本
- 春菊:1束
- えのき茸:1袋
- 豆腐:1丁(300〜400g)
- お好みで:しいたけ4枚、まいたけ1パック、くずきりまたは春雨50g、にんじん1/2本
野菜は“葉物1・きのこ1・薬味1(ねぎ)・たんぱく(豆腐)”の型にすると、味が単調になりにくいでしょう。
調味料・だしの目安(市販つゆの代用も含む)
- 自家製つゆ(基本):水1200ml、昆布10g、かつお削り節20g、薄口しょうゆ60ml、みりん60ml、酒60ml、塩少々
- 市販の鍋つゆを使う場合(目安):
- 濃縮2倍:つゆ=水を1:1で合わせて計1200ml前後
- 濃縮3倍:つゆ=水を1:2で合わせて計1200ml前後
- 参考例:水800ml+よせ鍋つゆ400mlで4人分の配合が紹介されています[ヒガシマル醤油のレシピ例]
塩味は“カニを入れてから”最終調整すると、昆布・かつおとカニの旨味の重なりを活かせます。

かにすきのつゆの作り方:だし・醤油ベースと市販つゆの使い分け
昆布とかつおのだしに薄口しょうゆ・みりん・酒で品よく調え、素材の甘みを引き出します。市販つゆは手早く安定するのが利点で、濃度調整がポイントです。
基本のだし(昆布+鰹)に醤油で調える割合
- 昆布だしを取る:鍋に水1200mlと昆布10gを入れ、30分以上浸けてから弱めの中火で加熱し、沸騰直前で昆布を引き上げます。
- かつおを加える:火を止め、かつお削り節20gを入れて1〜2分置き、静かにこします。
- 調味:だしを中火に戻し、薄口しょうゆ60ml、みりん60ml、酒60mlを入れてひと煮立ち。味見して塩で微調整します。
- ここまでで“やや薄め”が正解です。カニと野菜の旨味が加わると、食べ頃の塩梅になります。
コクを少し増やしたいときは、薄口しょうゆのうち10〜15mlを濃口に置き換えると、色は薄めのまま香りに厚みが出ます。
市販の鍋つゆを使うときの薄め方と味の整え方
- 濃縮タイプは表示どおりに希釈し、ひと口飲んで“雑炊にしたくなる薄さ”に揃えるのがコツです。
- 塩味が強いと感じたら水で少し戻し、甘さやコクが足りなければみりん小さじ1〜2、酒小さじ1を加えて弱火で1分煮て落ち着かせます。
- 参考配合として、水800ml+よせ鍋つゆ400mlの4人分例があります(ヒガシマル醤油)。

カニの下準備と殻割りのやり方(身をきれいに取り出すコツ)
安全・時短の要は“よく切れるキッチンばさみ”と“ポイントだけの切り目”です。
使うカニの種類と下処理の違い(生食用/加熱用、冷凍の扱い)
- 生食用(生ズワイなど):加熱時間は短め。半生は厳禁ですが、火を入れすぎると身が縮むため、透明感が消えてふっくらしたらすぐ引き上げます。
- 加熱用(ボイル済み):温め直しが基本。出汁に旨味を移しつつ、1〜2分で食べ始めるのがおすすめです。
- 冷凍品:前日から冷蔵庫でゆっくり解凍(目安8〜12時間)。解凍後はキッチンペーパーで水気を拭き、再凍結は避けます。
足の切り方・殻への切り目の入れ方と身の取り出し方
- 足は関節ごとに1本ずつ切り分け、白い側(やわらかい側)の殻にキッチンばさみで縦の切り目を入れます。
- 甲羅・ツメは厚いので、関節側から“V字に浅く”切り込みを入れると割れやすく、食卓で身が崩れにくいです。
- 公式レシピでも「足を1本ずつ切り、身を取り出しやすいように殻に切り目を入れる。煮込みすぎないように注意」と示されています[イチビキ「基本の甲羅かにすき」参照]。
- すべり止めの軍手を使うと安全で、殻片の混入も防げます。

実践:かにすき鍋の手順(煮る順番と食べる分ずつ追加する方法)
“固いものから、香りの良いものは後”が基本です。人気レシピの流れを、火加減の目安付きでまとめます。
だしを温める→火の通りにくい具→火の通りやすい具の順序
- だしを中火で温め、ふつふつ来たら白菜の芯・白ねぎの白い部分・豆腐・きのこを入れ、3〜4分。
- 次にカニ脚を入れ、加熱用(ボイル)は1〜2分、生は3〜5分を目安に、身がふっくらし白濁したらOK。
- 春菊や白菜の葉、えのき、ねぎの青い部分は最後にさっと。香りを残すため、30秒〜1分で引き上げます。
- 食べる直前に追加のカニを入れ、温かいまま順繰りに楽しみます。
食卓で食べる分ずつ具を追加する運用方法
- 鍋は“中火キープ”で、沸きすぎたら一旦弱め、落ち着いたら戻すサイクルにします。
- 皿が空いたら、同量のカニと葉物を追加。だしが濃くなってきたら湯またはだしで軽く割り、塩で微調整します。
- 具材は入れすぎず、常に“煮る→食べる→追加する”の回転を意識すると、煮過ぎを防げます。
かにすきのよくある質問(Q&A)
短く要点だけをどうぞ。詳細は該当セクションをご確認ください。
- Q. かにすきのカニはどんな種類を使う?
A. 生ズワイ脚は旨味が溶け出しやすく人気です。手軽さならボイルズワイ脚もおすすめです(下準備は本記事「カニの下準備」を参照)。 - Q. かにすきのつゆはどうやって作る?
A. 昆布とかつおの合わせだしに薄口しょうゆ・みりん・酒で調えます。市販つゆは濃度調整が鍵です(「つゆの作り方」を参照)。 - Q. 〆のおすすめは?
A. 雑炊が定番です。米を洗わず入れて旨味を吸わせ、卵でふんわり仕上げます(「〆の雑炊」を参照)。 - Q. カニの煮過ぎを防ぐには?
A. 身がふっくら白くなったら即OK。生は3〜5分、ボイルは1〜2分を目安に“食べる分だけ”入れます(「煮過ぎないコツ」を参照)。 - Q. かにすき鍋のカロリーは?
A. 具材量で大きく変わりますが、例として1人分111kcalのレシピがあります(ミツカンの栄養例、詳細は下「栄養情報」)。 - Q. 残ったつゆは保存できる?
A. 粗熱を取り密閉容器で冷蔵2日、加熱殺菌後に冷凍1か月が目安です。再加熱は沸騰させ、味は塩で整えます。
カニを煮過ぎないためのコツと失敗しがちなポイント
“色・形・時間”の3つを合わせて見ると、身のベストタイミングを外しません。
火加減(中火→強火)の使い分けと見た目の判断基準
- ベースは中火で穏やかに。カニを入れた直後だけ一瞬強めて温度を戻し、すぐ中火へ。
- 透明感が消え、繊維がほろっと開きはじめたら食べ頃です。生は3〜5分、ボイルは1〜2分が多いでしょう。
- 葉物は香りを飛ばさないよう終盤に入れて短時間で。
煮過ぎたときの対処法と味を保つコツ
- 煮過ぎて硬くなった身は、雑炊用に細かくほぐして再利用すると旨味が生き返ります。
- だしが濃くなり過ぎたら湯で割り、みりん少量で角をとり、塩で最終調整します。
- “一度に入れすぎない・待たせない”を徹底することが最大の防止策です。
〆の雑炊(ぞうすい)レシピ:旨味を最後まで楽しむ作り方
基本の雑炊手順(ご飯の量、だしの足し方、卵でとじる方法)
- 鍋の具をいったん取り出し、だしを軽くこしてアクを除きます。
- だし500〜600mlに温かいご飯250〜300g(茶碗2杯分)を入れ、中火で3〜4分くつくつ。硬い場合はだしを足します。
- 薄口しょうゆ小さじ1/2〜1で味を整え、溶き卵2個分を回し入れ、火を止めて1分蒸らします。
- 仕上げに刻みねぎ、三つ葉、好みでゆず皮少々。
風味を残すためのタイミングと薬味のおすすめ(ねぎ、三つ葉)
- 卵は“ふちが固まり中心がとろり”で止めると、翌口も軽やかです。
- 薬味は火を止めてから。ねぎは小口、三つ葉は2〜3cm、ゆず皮はごく少量が上品です。
調理時間の目安と1人分のカロリー・栄養情報
調理時間(準備〜提供まで)の目安
- 下準備(解凍・殻の切り目・野菜のカット):20〜30分
- 調理(だし作り〜提供開始):15〜20分
- 合計:35〜50分(市販つゆ使用なら短縮できます)
1人分のカロリー・たんぱく質などの栄養目安
- 例:1人分あたりエネルギー111kcal、たんぱく質10.6g、脂質1.6g、炭水化物15.8g、食塩相当量2.6gという栄養例が公開されています[ミツカンのレシピ例]。
- カニは高たんぱく・低脂質の代表的な魚介であることは、公的な食品成分データベースでも示されています(文部科学省「日本食品標準成分表」)。
- 実際の数値は“カニの量・部位・つゆの濃度”で大きく変動するため、上記はあくまで目安とお考えください。
まとめ
- 固いものから入れて“食べる分だけ”追加する運用が、人気のかにすきレシピに共通する必勝パターンです。
- だしはやや薄めに始め、カニの旨味で仕上げるのが正解。煮過ぎを避け、香りの良い葉物は終盤に。
- 〆は雑炊で旨味を最後まで。市販つゆでも十分おいしく、配合と火加減を押さえれば失敗しにくいでしょう。
執筆・監修メモ:かに通販専門メディア編集部は、産地取材や冷凍ズワイ脚の調理検証を多数行い、解凍〜加熱時間の最適化や市販つゆの濃度調整を実台所で検証しています。本文の時間・配合は家庭のコンロ火力を想定した“再現性優先”の数値です。







