赤ちゃんにカニはいつから?加熱1歳・生3歳の目安

赤ちゃんにカニはいつから?安全ガイド

最終更新日:2026-01-01

赤ちゃんにカニを食べさせてよい時期や安全な始め方が気になる方へ。結論の目安は「加熱したカニは1歳ごろから、生(刺身や寿司、半生)は3歳以降」。以下で理由と手順、注意点をわかりやすく整理します。

目次

赤ちゃんにカニを与える年齢の目安(加熱は1歳頃から・生は3歳以降が目安)

加熱したカニを与える目安(1歳〜1歳半)

  • 離乳食完了期(1歳〜1歳半ごろ)に、必ず十分に加熱したカニを極小量から試すのが一般的な目安とされています(参考:いこーよ(iko-yo))。
  • 理由は、甲殻類はアレルギーの頻度が一定あり、初回は体調良好な日の日中にごく少量から安全に確認したいからです。いこーよ(iko-yo)

生のカニを与える目安(3歳以降)

  • 生もの(刺身、寿司、半生の甲殻類など)は、食中毒リスクや寄生虫リスクへの耐性が未熟な乳幼児には不向きとされ、目安としては3歳以降が安心と言われています。
  • 特に外食や出前のカニ寿司・カニ刺しは、生の扱い・交差汚染の可能性があるため、加熱調理で慣れてから年齢に応じて検討するとよいでしょう。(食中毒・アレルギー安全啓発は厚労省・成育医療センター等が周知)

栄養面でカニが必須かどうか

  • えび・かにはアレルギー表示が義務付けられている「特定原材料」に含まれますが、これらが食べられなくても栄養が偏ることは基本的にありません(参考:ベビーカレンダー)。
  • たんぱく質、亜鉛、ビタミンB12などは、鶏肉・白身魚・卵・大豆製品・乳製品などで十分に代替できます(卵・乳などは個別の耐性に留意)。
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カニ(甲殻類)アレルギーの特徴と学童期以降に増える理由

学童期以降に発症しやすい傾向の説明

  • 甲殻類(主要アレルゲンはトロポミオシン)は、学童期以降〜成人での初発や気づかれやすさが報告されます。給食・外食・旅行などで摂取機会が増え、初めてしっかり量を食べて症状が顕在化するためです。(参考:日本小児アレルギー学会ガイドライン、アレルギーポータル)

成人まで持ち越されやすい点と耐性の獲得の難しさ

  • 乳児食物アレルギーは成長とともに耐性を獲得する例が多い一方、甲殻類は成人まで持ち越す例が比較的多いとされます。加熱してもアレルゲン性が残りやすく、完全耐性化が難しいことが一因と考えられています。(参考:食物アレルギー診療ガイドライン、成育医療センター)

重症化しやすくアナフィラキシーになるリスク

  • 甲殻類は蕁麻疹・嘔吐・咳喘鳴・血圧低下などの全身症状を伴うアナフィラキシーを起こすことがあり、成人例も含め重症化リスクに留意が必要です。(参考:日本救急医学会アナフィラキシーガイドライン、アレルギーポータル)
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初めてカニを与えるときの安全な手順と環境(いつ・どれくらい・どう調理するか)

初めて試す際の量と適した時間帯(平日午前中など)

タイミング:平日午前〜日中、医療機関の受診時間内。予防接種の前後は避け、体調が良い日を選びます。

量の目安:ほぐし身ごく少量(小さじ1/8〜1/4、約1〜2g)から。問題なければ数日かけて段階的に増量。

観察時間:摂取後2時間程度は安静に過ごし、皮膚・呼吸・消化器症状の有無を観察します。

必ず加熱して少量から始める方法

  • 必ず中心部までしっかり加熱し、生・半生は避けます。
  • 塩分・香辛料が強い加工品(カニ風味かまぼこ、カニ味噌、甲羅焼き等)は初期は避け、純粋なカニ身で試すのが無難です。
  • 家族に甲殻類アレルギー歴や重度アトピーがある場合は、小児科・アレルギー専門医へ事前相談がおすすめです(ガイドラインでも推奨)。

食べやすくする調理の工夫(小さく切る、骨・殻の除去)

  • 殻・軟骨・筋は必ず除去して誤嚥や口腔損傷を防ぎます。
  • ほぐし身を細かく刻み、粘性のあるおかゆ・ポタージュ・スクランブルエッグなどに混ぜると食べやすいです。
  • 風味が強い場合は、だしや野菜ペーストと合わせて香りを和らげます。

(編集部メモ)編集部スタッフの家庭では、平日午前に茹でガニ身を1g程度から開始し、問題がなければ翌週に2〜3gへと増やすステップで安全性を確認しました。初回は家族が複数名在宅し、症状チェックと緊急連絡先の共有を徹底しています。)

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カニ摂取後に注意すべき症状と“食事依存性運動誘発アナフィラキシー”のポイント

アレルギー反応が出るまでの時間(摂取後1時間以内が多い)

多くは摂取後数分〜1時間以内に皮膚(蕁麻疹・赤み・痒み)、消化器(嘔吐・腹痛・下痢)、呼吸器(せき・ゼーゼー)などが現れます。まれに2時間以降に遅れて出る場合もあります。(参考:日本救急医学会アナフィラキシーガイドライン)

食事依存性運動誘発アナフィラキシーとは何か

特定の食品を食べた数時間以内に運動することで誘発されるアナフィラキシーで、食べたとき単独では症状が出ないのが特徴です。小麦で知られますが、甲殻類など他食品でも誘発例があります。

予防の基本は、初回〜慣れるまでは食後2〜3時間は激しい運動・入浴・サウナを避ける、NSAIDs(アスピリン等)の併用を避ける、体調不良時は摂取しないことです。(参考:アレルギーポータル、成育医療センター)

異常が出たときの初期対応と医療へのつなぎ方

  • 軽症(口周りの赤み・少数の蕁麻疹など):摂取を中止し安静。症状が増悪・持続する場合は受診。
  • 以下が一つでもあれば直ちに119番や救急受診へ。息苦しさ、持続するせき・嗄声、ぐったり、反復する嘔吐、広範な蕁麻疹・顔面浮腫、意識がもうろう。
  • エピペン等自己注射薬を処方されている方は、迷ったら早めに使用し救急要請(ガイドライン推奨)。

保育園・給食でのカニ提供と、食べられなくても問題ない栄養面の考え方

保育園での提供基準やアレルギー対応の一般的な方針

  • 多くの保育所・こども園では、園医の指導や「アレルギー疾患生活管理指導表」に基づき、甲殻類は除去・代替対応とし、交差接触の回避や表示確認を徹底します。(参考:厚生労働省、文部科学省の手引き)
  • 入園時・更新時に、診断書や指導表を提出し、提供可否・代替食・緊急時対応(エピペン保管や発症時フロー)を取り決めましょう。

カニが食べられなくても栄養が偏らない理由と代替食品

  • 甲殻類が難しくても、成長に必要な栄養は他食品で補えます(ベビーカレンダーの見解とも整合)。
  • 代替の例
    • たんぱく質:鶏ささみ、白身魚、豚ヒレ、卵(許可があれば)、豆腐・納豆
    • 亜鉛・鉄:赤身肉、レバー(月齢に応じて)、大豆、強化シリアル
    • ビタミンB12・D:魚、卵、乳製品(耐性に応じて)
    • ヨウ素・ミネラル:海藻(月齢・量に注意)
  • 給食では栄養士が全体設計を行うため、除去があっても栄養バランスは保てるよう配慮されます。(参考:文部科学省の学校給食手引き)

よくある質問:赤ちゃんにカニはいつから与えてよいですか?

Q1. 赤ちゃんにカニはいつから食べさせても大丈夫ですか?

A. 目安は離乳完了の1歳〜1歳半ごろに加熱したカニを極少量から。詳細は本記事上部の「年齢の目安」を参照(いこーよ参照)。

Q2. 生のカニと加熱したカニで与える時期は異なりますか?

A. はい。生や半生は3歳以降が無難です。まずは十分に加熱した身で慣らしてから年齢に応じて検討します。

Q3. カニアレルギーはいつ発症することが多いですか?

A. 学童期以降〜成人で気づかれる例が少なくありません。外食や給食での摂取量増加が契機になります。

Q4. 初めてカニを与える際に気をつけることは何ですか?

A. 平日午前・少量・十分加熱・食後は運動を控える・2時間観察。体調不良時は試さないこと。

Q5. 一度食べてアレルギーが出なかったら安心ですか?

A. 大量摂取や運動・体調などの条件で出る場合もあり、初回で絶対安心とは言えません。複数回、段階的に慣らし、気になる症状があれば専門医に相談を。

安全に始めるための結論と次に取るべき行動(まとめ)

年齢ごとの簡単な目安まとめ

  • 加熱したカニ:離乳完了の1歳〜1歳半ごろに、平日昼間に極少量から。
  • 生・半生のカニ:3歳以降に検討。まずは加熱で慣らしてから。

初回に守るべき3つのポイント

  • しっかり加熱したほぐし身を1〜2gから、数回に分けて段階的に。
  • 平日午前に与え、食後2〜3時間は運動・入浴を控えて観察。
  • 家族歴や重度アトピーがある場合は、事前に小児科・アレルギー専門医へ相談。

異常時のすばやい対応の流れ

  • 皮膚・消化器・呼吸器の異常が出たら摂取中止・安静。増悪や複数臓器症状は救急受診。
  • 息苦しさ、ぐったり、反復嘔吐、広範な蕁麻疹などは119番。エピペン処方があれば速やかに使用。
  • 発症状況・食べた量・製品表示を記録し、医療機関へ共有。

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編集部ポリシーと経験に基づく注記:本記事は公的ガイドラインや信頼できる医療情報を参照しつつ、カニ通販専門メディアとしての取材知見と読者相談の傾向を踏まえて作成しています。個々の体質や家庭環境により最適解は異なるため、迷った場合は必ず主治医にご相談ください。

参考