1歳のカニはいつから?安全な始め方
更新日:2025-12-31
目次
1歳の赤ちゃんはカニをいつから食べられる?安全に始める目安
1歳から与えてもよいという考え方
離乳完了に近づく1歳頃から、少量のカニを試せるという考え方があります。実際、離乳食メーカーのfufumuは「1歳からの甲殻類セット」を展開しており、1歳頃からの開始を想定した案内をしています(fufumuの製品ページ参照)。
2〜3歳まで待つという見解がある理由
一方で、えび・かには食品表示上の特定原材料(7品目)に含まれる強いアレルゲンです。育児専門家の見解として、アレルギーのリスクを踏まえ「2〜3歳頃からでも良い」という慎重な意見も見られます(baby-calendarの専門家回答)。家庭やきょうだいに甲殻類アレルギーがある場合や、これまでに強い食物アレルギー反応が出たことがある場合は、より慎重な判断が望ましいでしょう。
医師や育児専門家の推奨
総合すると、「1歳から始める場合は、少量・単品・日中・健康なとき」という基本を守り、保護者が観察できる体制を整えることが推奨されます。なお、消費者庁はアレルギー表示の特定原材料に「かに」を明記しており、アレルゲンとしての注意喚起が行われています(消費者庁 アレルゲン表示)。迷う場合や不安が強い場合は、かかりつけ小児科で家庭歴や既往歴を共有し、開始時期や方針を相談すると安心です。
筆者メモ:筆者(2児の親、カニ通販メディア編集歴あり)は、上の子は1歳1カ月で「ごく少量」を日中に初トライ、下の子はアトピー体質だったため主治医と相談し1歳半から始めました。家族歴や体質で“最適な開始タイミング”は変わると実感しています。
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初めてのカニの与え方:目安量と段階的な進め方
初回は小さじ1/4〜1/2程度から
初回は「ごく少量」からが基本です。目安としては小さじ1/4〜1/2(約1〜2g)程度から始める方法が紹介されています(子育て情報サイトの解説)。日中の早い時間に与え、食後2〜3時間は様子を見られるスケジュールにしましょう。
慣れてきたら小さじ1程度まで増やす手順
問題がなければ、別日に小さじ1程度へ増量します。連日一気に増やさず、「少量→様子を見る→別日に少し増やす」というサイクルで段階的に。新しい調味料や食材は加えず、カニ単体の味・状態で反応を確認するのがコツです。
ステップ例
- 1日目:カニ極少量(小さじ1/4〜1/2)
- 3〜4日目:小さじ1
- 翌週以降:少量を時々(週1回程度)で慣らし、徐々に家庭の食事へ
単品で与えるメリットと観察ポイント
カニだけで試すと、万一不調が出たときに原因を特定しやすくなります。初回〜慣らし中は以下を観察してください。
- 皮膚:じんましん、赤み、かゆみ
- 消化器:嘔吐、下痢、腹痛、口の周りの赤み
- 呼吸:咳、ぜーぜー、息苦しさ、声がれ
- 全身:ぐったり、機嫌の急変

カニのアレルギーリスクと事前の対策・発症時の対応
甲殻類アレルギーの特徴と注意点
カニは強いアレルゲンの一つで、少量でも症状を引き起こすことがあります。既往歴や家族歴に食物アレルギーがある場合は、より慎重に導入し、必要に応じて小児科で相談してから始めると良いでしょう(公的機関の食物アレルギー解説参照)。
初回に観察すべき症状(皮疹・嘔吐・呼吸困難)
注意すべきサインには、皮膚症状(じんましん、赤み)、消化器症状(嘔吐、下痢、腹痛)、呼吸器症状(咳、ぜーぜー、呼吸困難)などがあります。複数の臓器に症状が出る、急速に悪化する場合はアナフィラキシーの可能性があり、速やかな受診が必要です(公的機関の食物アレルギー情報参照)。
アレルギーが疑われたときの受診と救急対応
- 軽症(口周りの赤みだけ等):中止して経過観察。悪化・再燃・他症状の出現があれば受診。
- 中等症以上(繰り返す嘔吐、広範なじんましん、咳・喘鳴):速やかに小児科へ。
- 重症(呼吸が苦しい、ぐったり、意識がもうろう):ためらわず119番。夜間・休日で迷う場合は「小児救急電話相談 #8000」(厚生労働省)で地域の相談窓口に繋がります。
赤ちゃんに安心して食べさせるための加熱と下ごしらえの方法
十分に加熱する具体的な時間や目安
新鮮なものを選び、十分に加熱して食べやすい状態にして与えることが重要です(育児情報サイトの解説)。一般的な食中毒予防の目安として、食品の中心温度が75℃で1分以上となる加熱が推奨されています(厚生労働省の食品衛生情報)。すでにボイル済みのカニでも、再加熱して「湯気が立つまで」温め直すと安心です。生のカニはしっかり火を通し、身が不透明でふっくら締まるまで加熱してください。
身のほぐし方・骨や殻の取り除き方
殻や軟骨片が混入しやすいため、取り出した身は指先でほぐしながら丁寧に確認します。
- 身を粗ほぐし→指で異物チェック→包丁でみじん切り
- 必要に応じて茶こしや裏ごしで食感をさらに滑らかに
- 筋の長い繊維は短く刻み、誤嚥を予防
冷凍食材や解凍の注意点
- 冷蔵庫内でゆっくり解凍し、常温放置は避ける
- 解凍後は速やかに加熱し、再冷凍はしない
- 解凍ドリップは捨て、身は水気をふいてから調理
カニ缶の選び方と離乳食での使い方(おかゆ・スープへの混ぜ方)
カニ缶の種類と成分表のチェックポイント
– 原材料が「かに・食塩」などシンプルなものを選ぶ
– 「風味調味料」「香料」などの添加が少ないものを優先
– 食塩相当量はできるだけ少なめを選択
– 「カニ風味かまぼこ」は魚肉練り製品であり、かにアレルゲンではなく魚由来です。初めての“カニ”確認には不向きです
調理前の水気を切って細かく刻む手順
– 缶汁を切り、さっと湯通しまたは熱湯を回しかけて塩分を軽く落とす
– キッチンペーパーで水気をふく
– 指でほぐしながら殻片がないか確認し、みじん切りに
おすすめの使い方例(おかゆ・スープへの混ぜ方)
– カニ粥:7〜10倍がゆ30〜50gに対し、カニ身1〜2g(初回はごく少量)を混ぜる
– やさしいスープ:だし(無塩)50〜80ml+野菜ペースト少量に、カニ身1〜2gを加え再加熱
– とろみ付け:片栗粉で弱とろみにすると食べやすく誤嚥予防にも役立ちます
よくある質問(FAQ)
- Q. 1歳の赤ちゃんにカニはいつから食べさせても良いですか?
A. 1歳頃から少量・単品・日中でスタートする方法があります。一方で2〜3歳まで待つ見解もあり、家族歴や体質で判断が分かれます(各セクション参照)。 - Q. 初めてカニを与える時の量はどのくらいですか?
A. 小さじ1/4〜1/2(約1〜2g)から始め、別日に小さじ1へ段階的に増やすのがおすすめです(子育て情報サイトの目安)。 - Q. カニはアレルギーが出やすいというのは本当ですか?
A. かには特定原材料(7品目)に指定される強いアレルゲンです。症状の観察と慎重な導入が大切です(消費者庁の表示制度)。 - Q. 生のカニではなくカニ缶から始めても大丈夫ですか?
A. 加熱済みのカニ缶は扱いやすく、初期は「無塩または減塩・シンプル原材料」を選び、湯通ししてからごく少量で試すとよいでしょう。 - Q. 1歳向けのカニを使った離乳食レシピを教えてください。
A. 本文のレシピ(カニ粥、やさしいスープ、カニ豆腐蒸し)をご覧ください。いずれも初回は1〜2g程度から。 - Q. この記事は専門家監修ですか?出典や更新日はどこに書かれていますか?
A. 本記事は編集部執筆(医療的判断が必要な場合は小児科へ)。更新日は本文冒頭、出典は末尾「参考」に記載しています。
1歳向けの簡単カニ離乳食レシピ:カニ粥・スープ・豆腐蒸し
カニ粥(材料と作り方)
– 材料(1食分の目安)
7〜10倍がゆ 40g
カニ身 1〜2g(慣れてから5g程度まで)
だし(無塩)小さじ1〜2/とろみ用の片栗粉少々
– 作り方
1) かゆを温め、湯通し・みじん切りしたカニを加える
2) だしを少量加え、ひと煮立ち
3) 必要に応じて片栗粉でゆるくとろみを付ける
カニ入りやさしいスープ(材料と作り方)
– 材料
だし(無塩)80ml
野菜ペースト(にんじん・かぶ等)小さじ1
カニ身 1〜2g(慣れてから5g程度まで)
– 作り方
1) だしと野菜を温める
2) カニを加えて再加熱し、湯気が立つまで温める
カニ豆腐蒸し/ミニハンバーグの作り方
– 材料
絹ごし豆腐 40g
カニ身 1〜2g(慣れてから5g程度)
片栗粉 小さじ1/2
– 作り方
1) 材料をよく混ぜ、一口大の丸型に整える
2) 蒸し器(またはフライパンの弱火蒸し)で中までしっかり加熱
3) 指でほぐして硬さを確認し、必要なら少量のだしで湿らせる
いずれのレシピも、初回はカニの量を「ごく少量」で。味付けは不要(無塩)が基本です。

与える前に確認したい体調と食材の鮮度のチェックポイント
風邪や下痢など体調不良のときは与えない理由
体調不良時は反応が強く出たり、症状の原因が判別しにくくなります。初トライは必ず体調の良い日・日中に行いましょう。
鮮度・保存状態の見極め方
– 生鮮:酸っぱい/アンモニア臭がしない、身がふっくらしている、ドリップ過多でない
– 冷凍:霜だらけや乾燥が強いものは避ける、解凍は冷蔵庫で
– 缶詰:賞味期限、缶の膨らみ・大きなへこみ・錆の有無を確認(膨張缶は使用しない)
誤嚥や異物混入を防ぐための確認項目
– 殻・軟骨片が混じっていないか指で丁寧にチェック
– 身はみじん切り〜裏ごしで食べやすい硬さに
– とろみを活用し、ひと口量は小さく
まとめ:1歳でのカニデビューで押さえるべきポイントと次のアクション
重要ポイントの振り返り(量・加熱・観察)
開始時期:1歳頃から始める方法と、2〜3歳まで待つ見解の両方がある
量:初回は小さじ1/4〜1/2(1〜2g)→別日に小さじ1へ段階的に
調理:中心までしっかり加熱、殻片を除去、無塩でシンプルに
観察:皮膚・消化器・呼吸の変化を日中にチェック
試すタイミングと段取りの例(チェックリスト)
- 体調良好/日中で家にいられる
- 新規食材はその日1品だけ(カニ単品)
- ごく少量から、食後2〜3時間は観察
- 反応はメモしておき、次回の量調整に活かす
異常が出たときの相談先(小児科・救急)
- 迷ったら:小児救急電話相談 #8000(厚生労働省)
- 重い症状(呼吸困難、ぐったり等):119番で救急要請
- 次回以降の方針は、受診時に医師と相談しましょう
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本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療は必ず医療機関にご相談ください。








