たんぱく質を摂取するならカニ(蟹)が最強な食材?その真意とは?

かに_たんぱく質

たんぱく質とは

たんぱく質が豊富な大豆

タンパク質は、人間の体を作るのに重要な成分です。

人間が一日に必要なタンパク質の目安は、成人男性は60グラム、成人女性は50グラムといわれています。タンパク質が多く含まれている食品は、肉や魚介類・卵・大豆・乳製品などがあげられます。

成人の肉体の約15~18%はタンパク質で構成されているので、不足をしてしまうと筋肉や臓器が正常に機能しなくなったり、ホルモンバランスが崩れてしまうといった悪影響が発生します。また、免疫力が衰えて病気や怪我を正常に治せなくなるリスクもあるので、タンパク質の摂取不足には注意をしなくてはいけません。(参考:厚生労働省)

このようにたんぱく質は人間にとって必要不可欠な栄養素なのです!

かにたんぱく質含有量

お肉イメージ

では、カニにはどれくらいのたんぱく質があるでしょうか?

  • かに:16g/100g
  • 牛バラ肉:11g/100g
  • 豚バラ肉:14g/100g

実は、100g中16gものタンパク質を含んでおり、高タンパク質なイメージがあるお肉と比べても引けを取りません。お肉のタンパク質含有量は、国産牛ばら肉が「100グラム中11グラム」、豚ばら肉が「100グラム中14グラム」ですので、かにのタンパク質の高さが伝わるかと思います。

また、かには同じく高タンパク質な魚介類である海老と比較しても引けを取りません。海老のタンパク質含有量は、桜えびが「100グラム中18グラム」、甘えびだと「100グラム中19グラム」と、かによりも高い数値となっています。

この数値だけを見るとかによりも海老の方が優秀に見えますが、小さな海老を100グラム食べる機会はあまり無いので、タンパク質の摂取のしやすさでいえばかにの方が勝っているといえるのではないでしょうか。

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カニは栄養満点

美味しいかにの脚

ここまでで、カニはたんぱく質が豊富に含まれていることが分かりました。ただ、カニにはたんぱく質以外にも栄養が豊富に含まれているのです。

カニの身は筋肉

何故かにはお肉よりもタンパク質が豊富なのかというと、我々が食べているかにの身が「筋肉」に当たる部分だからです。人間同様にかにも筋肉はタンパク質で構成されていますので、かにの身は言わばタンパク質の塊のようなものというわけですね。

よく足の太いかには身が詰まっており良質だといわれますが、これは単純に味が良いだけでなくタンパク質が詰まっている証拠でもあります。タンパク質目的でかにを購入する際は、足の太いものを選ぶようにすると良いでしょう。

脂肪分が少ない

お肉はタンパク質含有量が高い食材ですが、それ以外に脂質も多く含まれています。その為、摂取する際は脂質やカロリーにも気をつけなくてはいけません。 一方、かにの身は筋肉でできていますので、タンパク質が高いのにも関わらず脂肪も少量です。

かに100グラム中の脂質含有量は、なんと0.3グラムしかありません。これだけ低い数値なら、かにの脂質は気にしなくても問題ないと言えるでしょう。付いている脂肪が少なければ当然カロリーも低く抑えることが可能ですので、かにならば安心してタンパク質を摂取することが可能です。

栄養も豊富

かにはタンパク質以外の栄養も多彩に含んでいる食材です。かにの代表的ともいえる栄養が、栄養ドリンクなどでお馴染みの成分のタウリンです。かにに含まれているタウリンは、疲労回復や動脈硬化予防に作用してくれます。 かにの中には、美容にとって大切なミネラルやビタミンBも入っています

これらの成分は、肌を綺麗にしたり、エネルギーの効率を良くするのには重要な栄養素です。ミネラルは貧血を防ぐ作用もあるので、かには貧血気味の女性にとっても嬉しい食材です。

カニはダイエットや筋トレにおすすめ

スタイルの良い女性

かにはタンパク質が高く脂肪分が少ないので、筋トレやダイエットをする方におすすめしたい食材です。

かにはタンパク質含有量も高いため、少量の食事で効率よく摂取することもできます。上手くかにを食事に取り入れれば、きっとトレーニングの助けとなることでしょう。

→カニの美味しい食べ方はこちら

また、かににはタンパク質以外にも筋トレやダイエット時に不足しがちな成分を多く含んでいるメリットもあります。かにに含まれているビタミンB・ミネラル・タウリンは、運動で傷ついた筋肉の修復を助けてくれる作用がありますし、疲労回復にも役に立ちます。

かににはタンパク質をはじめとした良質な栄養素が多彩に入っており、ダイエットやトレーニングを行う人にはありがたい食材です。効率よくタンパク質を摂取したいと考えている方は、かにを食べてみてはいかがでしょうか。

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