カニを食べ過ぎると痛風になる?噂は本当なのか徹底検証してみた!

カニマニア

皆さんよくご存じのあの「カニ」ですが、カニを食べすぎると痛風になりやすいということを今まで見たり聞いたりしたことありませんか?

「カニは好きなんだけど、痛風のことを考えたらちょっと食べるのきがひけちゃうなあ・・。」

「自分自身、痛風経験者だから、あの痛さ、辛さを考えるとカニは好きだけど、我慢してます・・・。」

という声をよく聞きますが、果たして本当はどうなのでしょうか?

 

結論から言ってしまうと、カニは食べすぎなければ痛風にはなりません!

以下で詳しく解説しています!

 

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ではいってみましょう!

そもそも痛風って何?痛風の原因は?

痛風の症状などについての簡単な説明を示す資料として「日本整形外科学会」のHPより紹介します。

 

ご存知の方も多いと思いますが、痛風の症状としては、打撲や捻挫をしていないのに、足の親指の付け根が急に腫れて赤くなることがあるが一般的です。

 

結論からいいますと、「痛風」になりやすいかどうかは、食物の中に含まれる、一般的に「旨味」と呼ばれる成分にあたるプリン体」の含有量によるとのことです。

 

「プリン体」は尿酸に分解、体外に排出されますが、排出しきれないほど多くなると体内に蓄積していくことになります。

 

これが、いわゆる「痛風」になる原因になるのですが、重要なのは、上記の資料にも記載のなかった、「カニ」にどのくらいプリン体が含まれているのかということですね。

 

【検証】カニは痛風になりやすいのか? 

カニに含まれるプリン体の量

 プリン体の含有量は、通常100㎎に対してどのくらいかがよく比較されていますが、下記の資料をみてみましょう。

 

https://www.tufu.or.jp/pdf/purine_food.pdf

 

この表から、蟹に含まれるプリン体の含有量をまとめてみます。

カニ100gあたりに含まれるプリン体の量

・ズワイガニ 136.4mg

・タラバガニ 99.6mg

・カニみそ 152.2mg

プリン体の量だけ書かれても「多いのか少ないのかどっち?」と思った人が多いことでしょう。

 

ですが、人間が一日の摂取すべきプリン体量が400mgと言われていることから考えると、その量よりも遥か低い値であることがわかります。

 

他の食品に含まれるプリン体の量

 ここで、カニ以外の食品に含まれるプリン体の量を、先ほどの資料からカニを基準に「多い」食品と「少ない」食品に分けていくつかあげてみましょう。

 

まずはプリン体の量が多い食品から見ていきます。

プリン体の含有量が多い食品

・甲殻類

大正エビ 273.2mg

クルマエビ 195.3mg

・魚類

カツオ 211.4mg

ニボシ 746.1mg

ビール酵母 2995.7mg

ニボシ、ビール酵母においては、人間の基準摂取量の400mgより遥かに高い含有量です!

ぞっとしますよね。

 

次は、プリン体の量が少ない食品を見ていきます。

プリン体の含有量が少ない食品

イクラ 3.7mg

白米 25.9mg

冷奴 31.1mg

 

さらに驚くべき食品は。卵・乳製品で鶏卵と牛乳においては0.0mg

つまり、プリン体がないんですよね。

 

食品によってこれだけ違うということなんです。

 

結論:カニは痛風になりやすいの?

 さて、結局のところ知りたいのは「カニは痛風になりやすい食べ物なのか?」というところですよね。

 

答えはというと、カニ自体は、プリン体含有量は多くなく、痛風になりやすいとはいえません

※ただし、「カニみそ」については、プリン体含有量がカニの身よりは多いので注意が必要です。

 

また、プリン体は水溶性のため、水に溶けやすい性質があります。つまり、それだけ体内に吸収されやすいということになるのです。

したがって、カニを摂取する際は食べ過ぎない程度の適量を摂取する分には痛風の心配はあまりないということです。

 

 

【注意】カニを食べて痛風にならないために!

痛風にならないために、カニを食べ過ぎないほうがいいということはわかりましたが、注意すべき点を、今までの情報をもとに整理してみます。

 

カニの場合、痛風の原因とされるプリン体の含有量は平均100㎎前後とそれほど多くないので、食べ過ぎず、1日のプリン体の摂取したほうがいい量である400mgを超えない適度の量なら問題ありません。

痛風にならないために気をつけること

ビールはNG

カニと一緒にほしくなるのは、やはり、ビールかと思いますが、前に示したようにビールに含まれるプリン体の量はカニとは桁違いに多いため、注意が必要です。

特にすでに痛風になっている人にはおすすめできません!

 

その他に、カニと一緒に食べるのを控えたほうがいい食べ物について紹介していきます。

カニと一緒に食べてはいけない食べ物は体を冷やすもの

カニは体温を下げる性質があることから、代表的なのは中国の古い言い伝えである「合食禁」にもある「」です。つまり、同じく体温を下げる「柿」を一緒に食べると、体温が冷え切ってしまい、様々な別の病気を引き起こす原因になります。

カニと相性の悪い食べ物は、他にはスイカ、きゅうり、あさりなどです。

逆にカニと一緒に食べた方がいいものは「」「豆腐」「白菜」などです。

これらには、まずプリン体含有量がほぼないに近い量で少ないこと、それぞれの栄養素をひきたてて、アンチエイジング美肌効果などが期待できます。

 

 

カニを食べるのは健康によいのか?

ここからはカニ本来に含まれる栄養素の話をしながら、カニを食べるのは、結局のところ健康によいのかということを検証ししていきます。

 

カニに多く含まれる栄養素は、血管を若返らせたりするなどアンチエイジング作用のある「アスタキサンチンです。

 

さらにカニは三大栄養素である「炭水化物」の一種の糖質が少ないこともあり、低カロリーであることから、ダイエット食としても注目されています。

 

ここで、「ズワイガニ」をとりあげ、さらに詳細をデータの面から記載した資料がありますので以下に挙げます。参考にしてください。

https://calorie.slism.jp/110335/